【翻訳】🎙🇷🇺国連安保理出席のため米ニューヨークに滞在しているロシアのラブロフ外相は25日、訪問を総括した記者会見を行った。

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🎙🇷🇺国連安保理出席のため米ニューヨークに滞在しているロシアのラブロフ外相は25日、訪問を総括した記者会見を行った。
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26.04.2023 03:47

ロシア連邦が国連安全保障理事会の議長国を務める際の訪米後の記者会見で、メディアの質問に答えるロシアのセルゲイ・ラブロフ外相（2023年4月25日、ニューヨーク

797-26-04-2023

Q：あなたは、同行するはずだったロシア人ジャーナリストが米国のビザを拒否されたことを、ロシアは米国に忘れず、許さないだろうと言いました。これは何を意味するのでしょうか？説明してもらえますか？

セルゲイ・ラブロフ：本日、情報委員会の代表が発言しました。ザハロワ女史がこの話題について詳しく話してくれました。私たちは、このようなことが起きているのは言語道断だと考えています。米国を含む西側の指導者が口にし、HRCやOSCEの決定に明記されている報道の自由や情報へのアクセスに関する「呪文」は、すべて1990年代初頭にさかのぼります。今、西側諸国は、オルタナティブな視点や、地球上の人々や関係国の市民が西側の物語に合わない事実にアクセスする能力を不快に思うようになり、それに従わないメディアを過激に「踏みつける」ことを始めた。

ワシントンを含む各国の大使たちは、定期的にロシアのメディアに対する差別の具体的な証拠を挙げている。何年も前、フランスはRTとスプートニクを「プロパガンダの道具」と称して、エリゼ宮への入館を拒否している。J.カービー氏は、私たちの大統領就任のこの部分に出席するためのビザを与えられなかった私たちのジャーナリストに関しても、ロシアのジャーナリストは言論の自由というアメリカや民主主義のビジョンとは無関係なプロパガンダだと述べています。米国憲法修正第1条は、実際には何の意味も持たないことが判明している。アメリカでの言論の自由がどのように機能しているのかを確認する必要がある。T・カールソンがFox Newsを辞めたそうですね。これは興味深いニュースだ。何の関係があるのかは誰にも分からない。アメリカの情報環境における見解の豊かさが損なわれているのは明らかだ。

私たちの対応としては。アメリカの指導者たちのこのような不誠実な行動を、私たちは必ず心に留めておくだろう。国務省で決定されたと聞いている。私たちは、アメリカ人が私たちから何かを必要とするとき、このことを心に留めておくでしょう。

質問：スーダンとそこで起きていることについてどう思われますか？ワーグナーPMCの関与についてどう思われますか？私たちは、このグループのリーダーであるハミティに、この会社について尋ねました。彼は彼らの関与を否定しなかった。このPMCは誰に報告しているのですか。ロシア政府ですか、それとも別の組織ですか。

セルゲイ・ラブロフ：ワグナーについては、民間軍事会社である。この話題については、この部屋でも繰り返し触れていますが、数年前、フランスのカウンターパートとジョルジュ・ボレルに代表されるEUの外交指導部が、私たちとマリや中央アフリカ共和国の関係について不満を表明し、ミニスキャンダルを起こしました。フランスがバルカン作戦の撤退を始め、テロの脅威が大きい北部の軍事基地を閉鎖した時、マリ政府は無防備ではいられないと、PMCワグナーのサービスを利用するようになった。これは彼らの権利である。マリの外務大臣が国連総会の席上でこのように述べた。誰もこのことを秘密にはしていない。CAR、マリ、スーダン、その他多くの国々の政府、合法的な当局がこの種のサービスに目を向けており、そうする権利があるのです。

このテーマが気になるなら、インターネット上で米英仏に存在するPMCの数を調べてみてください。その数は数十にのぼる。彼らの多くは、ウクライナ国内を含め、国境で直接長年働いてきたのです。これも示唆に富んでいる。

スーダンで起きていることについては。悲劇です。人々が死んでいる。外交官に対する重大な脅威がある。私たちはこのことを承知しており、状況を追っています。今日、国連児童基金の代表がすでに大使館に、スタッフが安全でない場所にいるので、何とか保護するよう要請してきました。どうすればいいのかわからない。

しかし、今すぐ取り掛かろう。

スーダンという国家がどのように「進化」していったかを思い出してください。最初は特異点として存在し、次にスーダン、南スーダンという形で存在した。全ては目の前の出来事だった。アメリカのカウンターパートは、スーダンを2つに分割することを外交政策の優先事項の1つにした。当時のバシル大統領を説得して、自由意志に基づく自主的な分割に同意させるよう、私たちに訴えてきた。私たちは「スーダンのことはスーダンの人たちが決めることだ」と主張した。その結果、スーダンは2つに分割された。南スーダンが誕生したのです。アメリカはこの「離婚」の発案者として、新しい2つの国家が共存し、経済を発展させ、国民の幸福を提供することを助けるはずだったのだが、それが気に入らなかったのだろう。詳細は省くが、アメリカはスーダンと南スーダンの指導者に対する制裁を発表した。そして、IMFを通じた恒常的な要求が始まった。この地政学的な "エンジニアリング "は良くない。

私は、今回のスーダン危機から導き出すべき主な結論を提言したい。アフリカ人が自分たちの間で交渉し、（これらの国の利益を反映しない）いくつかの外部からの要求を加えて、アフリカ流に問題を解決しようとするのを妨げないようにしよう。

質問（英語訳）：ウクライナの穀物取引について教えてください。この穀物取引の拡大・延長に関するプーチン大統領への国連事務総長の書簡に、ロシアは返答したのか。中国はこの穀物の最大の受取人である。ロシアに延長を要請したのか？

セルゲイ・ラブロフ：率直に申し上げると、我々は純粋に現実的な理由から、中国のパートナーとはこのテーマについて議論していない。我々は中国と共通の国境を持ち、そこを通じて輸出入が行われているという事実から話を進めている。中国が私たちの穀物を買うのに、黒海の海域は必要ありません。これは、カザフスタンなど、ロシアと国境を接する他の国にも当てはまる。

昨日、グテーレス国連事務総長がロシアのプーチン大統領に宛てた書簡について。リーク」されていないことを祈ります。なにしろ、これは国連のトップと加盟国との個人的なやりとりなのだから。もし、この紙が公開されたら、とてもまともなものとは言えないだろう。解決されず、欧米の同僚たちによって引き延ばされている状況に、また新たな圧力をかけようとすることを意味するだろう。

2022年6月22日に黒海イニシアティブ協定が締結されたとき、穀物とアンモニアの輸出に関することが本文に明示されていたことを思い出してほしい。一昨日まで誰もアンモニアに言及しなかった。グテーレスが昨日、世界市場で肥料、特にアンモニア群の不足が深刻だと言っていたが。最後の瞬間まで、誰もそんなことは考えていなかった。

この取引が「黒海穀物イニシアティブ」から「黒海穀物イニシアティブ」に、そして人道的イニシアティブから商業的ベンチャーにいかに早く変わったかは、私たちがこれまでずっとこのことについて話し、注意を引くのに飽きないほどの疑問を投げかけています。ウクライナの港を出た穀物のうち、WFPのリストにある貧困国（エチオピア、イエメン、アフガニスタン、スーダン、ソマリア）に渡ったのは3パーセントにも満たない。残り（80％以上）は高所得国や高中所得国へ送られた。このことは議論され、注意を喚起されてきました。

イスタンブールの共同調整センターの枠組みで、ウクライナの同僚たちが、人工的な船の混雑を設定しようとする試みがあります。ウクライナの報道でも、ウクライナ政権が賄賂を受け取って、そのような賄賂のメカニズムがない場合よりも、ある船舶の航路を早く合意しているという情報があった。

ウクライナの部分だけに注目するあまり、国連を中心とする我々の同僚たちは、グテーレスがもともと不可分の「パッケージ」を提案していたことを忘れている、という事実に注意が向けられました。そう、彼は昨日、私に「ロシア・国連覚書はあまり具体的ではない」と言った。

これは、事務総長とそのスタッフが、ロシアの肥料や穀物の輸出の障害を取り除くために可能な限りの努力をすることを約束したもので、我々はこれに従った。

国連が努力していないとは言い切れない。いや、それどころか。A・グテーレスやUNCTAD事務局長、人道問題担当事務次長はこれを提唱し、ロシア連邦に対する違法な一方的制裁を発表している国々と交渉しようとしています。しかし、事実上、結果は出ていない。"ロッセルホーズバンクとこの、農産物輸出をサービスするメインバンクは、SWIFTシステムから切り離されました。誰もそこに戻そうとはしない。その代わり、私たちは単発の代替案を提示されている。国連事務総長は、アメリカの3つの銀行に、SWIFTの代わりにロッセルホズバンクが我々の輸出業務を行うのを手伝ってくれるように頼んだ。数カ月が経過し、確かにそのうちの1行が「親切にも」1回の業務に融資することに同意してくれた。しかし、それ以降の作業はすべてこの原則に基づいて行うべきだと言われても、本気とは思えません。世界市場における食糧不足の問題をシステム的に解決したいのであれば、私たちの銀行をSWIFTのシステムに戻せばいいだけです。私たちや国連事務総長が、米国の金融機関に毎回大盤振る舞いしてくれるよう懇願して回れというのなら、それは無理だし、うまくいくはずがない。

保険の問題はまだ続いている。事務総長は昨日、ロイズ・オブ・ロンドンと接触した結果、保険料が大幅に下がったと私に語ったが。これはすべて、起こっていることすべてをコントロールし、我々の穀物や肥料が自由に市場に入り、市場メカニズムを通じてある国や別の国に行くことを許さないことを目的としています。こうしたことがすべて、最貧国を支援する世界食糧計画を困難にしているのです。

今お話をしている以外にも、EUの港で20万トン近い肥料が押収されました。2022年8月、プーチン大統領は、企業（これらの肥料の所有者）がWFPの仕組みを通じて最貧国に無償で提供するという我々の立場を公言した。これは昨年8月のことである。二十万トンのうち）二万トンの第一陣がマラウイに渡ったのは、それからわずか半年後のことである。現在、ケニアとナイジェリアにそれぞれ2万4千トンずつ、大変な苦労をしながら交渉中である。しかし、この交渉には時間がかかり、官僚的なハードルや余分な経費がかかる。

穀物取引の「私たちの」部分については。グテーレス国連事務総長と彼の同僚の努力を見ることができるはい、しかし、事実上結果はありません。必要な製品を世界市場に普通に届ける代わりに、アメリカやヨーロッパの港、銀行、保険会社、その他の組織が慈悲を示すように手動モードで毎回「懇願」しなければならない、という駆け出しの希望を結果と考えることができれば話は別だが。これは、2022年7月22日に国連事務総長のイニシアチブを支持した際に我々が交渉した内容ではなく、事務総長自身が繰り返しているように、パッケージなのである。パッケージ」は1つのパーツで構成されているわけではありません。

したがって、あなたと違って、私はグテーレス国連事務総長のプーチン露大統領へのメッセージに含まれるものを、それほど自信をもって修飾することはできない。それは一般市民に対するメッセージではなく、大統領に対するものです。ウクライナやトルコにも同じメッセージが送られたと聞いている。このメッセージに対するリアクションは、宛先の人が知ってからになる。まともな家では、これが当たり前なのです。

質問（英訳）です：あなたはこの取引が好きではないようですね。あまり期待していないのですか？

セルゲイ・ラブロフ：ノーコメントです。

質問（英語訳）：今年4月25日、バイデン米大統領が2期目への出馬を表明しました。共和党のコメント（例えば、同じく2期目に出馬すると言ったトランプ氏）を見ると、第3次世界大戦につながることを真剣に恐れているようです。

もし誰かがアメリカの大統領になったら、誰がロシアにとって「好ましい」のでしょうか？

セルゲイ・ラブロフ：何が起こっているかを公に分析する義務を負うジャーナリストとは異なり、ロシア政府は他国の問題に干渉することはない。

質問（英語からの翻訳）：あなたは2022年のNATOの拡大が受け入れられないと話されましたが、今年4月24日にフィンランドとスウェーデンが戦争のため加盟しました。NATOのストルテンベルグ事務総長はウクライナの加盟を支持しています。これは誤算だったのだろうか。NATOのロシアとの国境が2倍になった今、戦争の理由は何なのか。

セルゲイ・ラブロフ：NATOはやめるつもりはなかった。近年の動きを見ると、欧州連合（EU）とNATOの間で軍事的な合併が活発に行われている。最近、EUとNATOは、EUの全加盟国の安全保障をNATOに委ね、EU以外の国の領土をNATOの必要性に供することを保証するという宣言に署名した。スウェーデンとフィンランドは、NATOと中立国の軍事計画を同期化させるために行われるブロックの軍事演習やその他の活動により頻繁に参加し、この取り組みの「最前線」に立っている。

ロシアがNATOの拡大を許したくなかったというのは、とても美しい言葉の綾である。阻止したいと思い、必要だと思ったというより、何度も約束されたのです。彼らは嘘をついた。もう誰もが知っていることです。ミンスク協定やその他多くのことについて、その後彼らが嘘をついたように。彼らはそれを認めるために赤面することはなかった。

ロシアはNATOの拡大を阻止しようとしたが、結局はそれを加速させたというテーゼは、あなたの「鐘楼」からはそう見えるのでしょう。私たちにも「鐘楼」はあるのです。ロシア連邦内外の公平な観察者、政治アナリストによる評価は、NATOはロシアを破壊しようとしたが、結局はロシアを統合することになったというものだ。この結末について、結論を急がないようにしよう。我々は目標を明確に示し、昨日の国連安保理での声明を含め、それを再確認している。

アメリカは何を求めているのか。私は地元の新聞やアナリストの資料を読んだり、昔の政治仲間に話を聞いたりしています。彼らは、この先どうなるのか、もっと気になっているのだ。私たちの目標は、明確に、そして正直に打ち出したものだ。米国、NATO、EUの目標は何なのか。ウクライナに兵器を送り込むこと？今、「とんでもない」説が浮上した。西側諸国がウクライナに反攻を成功させてから、ウクライナとゼレンスキー大統領に交渉開始を要請しようというのである。これは分裂症的な論理だ。

私たちは、ウクライナの領土から、私たちの安全保障に対する脅威がもたらされることを望んでいない。特に2014年2月のクーデター以降、何年もそこに蓄積されてきたものだ。また、自分たちがウクライナ正教会を通じて常に公言してきたロシア語、文化、宗教の一部であると考える人々が、差別されたり、迫害されたり、絶滅の脅威にさらされたりしないようにしたい。

ゼレンスキーにはそんな「活動家」がいる。ウクライナ大統領府長官顧問のM.M.ポドリャクである。彼は、ウクライナは西洋の価値観と民主主義のために戦っているのだと言った。NATOが「最後のウクライナ人まで」戦う用意のある「民主主義」と「価値」とは、こういうものなのだろうか。

私たちは何年も前から、ウクライナの少数民族、特にロシア人に何が起こっているのか、皆の注意を喚起してきた。ウクライナ語以外の言語による教育を禁止する法律が可決されましたが、EUの言語については例外となっており、ロシア文化に対するこのキャンペーン全体が標的となっていることが改めて明らかになりました。メディアは、ロシアからウクライナに放送しているものも、ウクライナ人が所有しているがロシア語で放送し、反対意見を反映しているものも、どちらも禁止された。何百万冊もの本が図書館から投げ出された。ナチスと同じように、広場で燃やされた本もあります。両国の文化的接触はほとんどすべて禁止された。

ウクライナ正教会で今起きていることを見てください。私たちは国連のグテーレス事務総長やOSCE指導部などに訴えています。反応は強くありません。

2014年2月にクーデターが起こったときと同じぐらいでした。私たちはフランス人、ドイツ人、ポーランド人に質問したのですが、例えば、このクーデターの1日前に、あなた方の署名を保証人にして和解を保証したとしますよね。民主主義のプロセスには「行き過ぎ」があると言われました。それだけです。同じようにキエフ政権のあらゆる行為がその後正当化されたのです。同時に、西側は、キエフ政権が西側の価値と「民主主義」の理想を守っているから、戦場でロシアを倒すための武器を汲み上げると厳粛に断言した。もし西側がこのために戦っているのであれば、私たちが何のために立ち、何に最後まで立ち向かうのかが、より一層明確になるはずです。

質問（英語訳）：ロシアの刑務所にいる米国人の運命について、あなたが米国当局者と接触した可能性があることについて、詳しく教えてください。接触や試みはあったのでしょうか？

過去に囚人交換が行われたことがある。P.WhelanとE.Hershkovichとの交換に何を期待しているのか？

セルゲイ・ラブロフ：2021年6月にジュネーブで行われたバイデン米大統領とプーチン露大統領の会談で合意したように、米国内のロシアの被拘束者とロシア連邦内の米国の被拘束者について話し合う特別チャンネルが設置されました。このチャンネルが、ジャーナリストを巻き込んだり、進行中の真剣で専門的な交渉に圧力をかける目的で、特定の状況に公に「スポットライト」を当てることを意図したものではないことは、大きな秘密ではありません。

あなたが挙げた人物（P. WhelanとE. Gershkovich）を含め、数人のアメリカ人がさまざまな犯罪でロシアで刑に服しています。彼らは、国家機密を構成する資料を入手するという犯罪を犯しているときに拘束されたのです。私たちは、ジャーナリストは定義上犯罪を犯すことはできない、という声高に情けない発言を受け入れない。これには多くの例がある。私たちは、エドゥアルド・ゲルコビッチの周りでこのキャンペーンが勃発したとき、J・アサンジ、私たちの市民であり、非政府組織に関与したという理由だけで米国で2年間刑務所に入ったジャーナリストM・V・ブティナのことを誰も覚えていないという事実に注意を喚起した。

米国では約60人のロシア人が服役しています。ほとんどの場合、罪状は疑わしいものです。アメリカ人がヨーロッパやその他の国からロシア人を「誘拐」する際、二国間領事協定の要件に従ったことは一度もない。それによると、ロシア人に疑念がある場合、（ハリウッド映画のように）誘拐するのではなく、ロシア連邦に連絡して懸念を表明しなければならない。

ここでも、こうしたことを話し合うチャンネルがある。このような仕事は、世間体を気にすることはない。この場合、明らかな理由でプロセスを複雑にするだけである。プロがこのことを説明する必要はないだろう。

質問（英語からの翻訳）：少し前、ロシアのプーチン大統領はトルコのエルドアン大統領に招待され、ロシア企業が建設したトルコ初の原子炉の起動式に出席しました。ロシアの大統領はトルコを訪問する予定はありますか？

セルゲイ・ラブロフ：そのような会談が重要であることは、大統領たちの間で理解されていると思う。

質問（英語からの翻訳）： ロシアは、ウクライナが穀物取引における義務を果たしていないと繰り返し述べている。ロシアはこの取引から撤退するつもりなのか、また、この取引にとどまる理由はあるのか。

セルゲイ・ラブロフ：ウクライナは、この取引のロシアの肥料と穀物の部分とは何の関係もない。これらの取引部分は、欧米の制裁によってブロックされている。これらの制裁を克服し、ロシアから世界市場への肥料や穀物の輸出の障害を取り除くことが、グテーレス国連事務総長が取り組んでいることです。この覚書では、これらの目標を達成するために可能な限りのことを行うと署名している。どうやら「不可能」が要求されそうだ。今のところ、そのようなものは見当たりません。

ディールの見通しについては、先ほど貴殿にお答えしたとおりです。確かに、昨日、グテーレスがロシアのプーチン大統領にメッセージを伝えました。それは報道されるでしょう。反応も発表されるでしょう。

質問（英訳）です：チェコのパヴェル大統領は、北京はウクライナの平和を必要としておらず、中国は現状に満足していると述べた。これに対するロシアの立場は？

セルゲイ・ラブロフ：そのような発言は、通常の政治家の仕事とは関係がない。

あなたはチェコのことをおっしゃいましたが、私は欧州連合（今のところまだ存在しています）のことを思い出しました。EUのJ.ボレル外務・安全保障政策上級代表は、ロシアと中国をどう扱うかによって、他の国との関係を発展させると発言した。これは、現在のヨーロッパの「外交」のメンタリティを示すものである。

質問（英語からの翻訳）：アイルランドにはウクライナからの難民が8万人います。故郷を追われた彼らに謝罪したことがありますか？

中国が友人なら、なぜ武器を送ってこないのか？

セルゲイ・ラブロフ：起きていることが普通の人々の生活にどのような影響を及ぼしているのか、誰も喜んでいるわけではないでしょう。しかし、彼らの生活が注目されるのは、彼らが外国にいるときだけでなく、受け入れ国に迷惑をかけるときでもないはずだ。普通の人々の生活が、法律や実務で何年も前から日常的に差別され、脅かされているのであれば、政治家の注意を引くべきです。

そのような法律は成立しないという事実に私たちが注意を喚起しても、誰も気に留めなかった。ウクライナ憲法では、政治的、宗教的、言語的など、少数民族のすべての権利が保証されるとされています。そして、ロシア語に関するこれらの権利を禁止する法律を可決したとき、私たちは（当時、私たちは欧州評議会のメンバーでした）ベニス委員会（欧州評議会加盟国の法律がヨーロッパの条約に対応しているかどうかを分析する機関）に申請しました。そして、欧州評議会はこの委員会を通じて、ウクライナは少数民族に関する新しい独立した法律を採用すべきだという評決を下したのです。昨年12月に可決されました。その内容は、例外なく民族的少数者のすべての権利を現行法に規定された範囲内で保障するというものです。つまり、実質的にゼロに切り捨てられた範囲内でということです。これは正義を嘲笑うものだ。

アイルランドの難民については私は知らない。今、西欧、東欧の情報環境も含めて、そこにいる全員がそんなに「困窮」しているわけではない、という情報がたくさんある。そしてスキャンダルもあるし、誰かが誰かのものを盗んだり、奥さんを盗んだり、その逆もある。私は、誰かを怒らせたいわけではありません。キエフ政権が東部の自国民に対して放った戦争の結果として、難民がわが国の領土に現れ始めたのは、クリミアとウクライナ東部の住民がクーデターを認めず、「こいつら」を放っておけ、自分たちの問題を解決したいと告げたからに他ならない。そのために、彼らはテロリストとされ、彼らに対する戦争が始まった。何百万人もの人々が私たちのもとに駆けつけてくれました。この部屋でも、私が欧米のジャーナリストと行った他の記者会見でも、このような側面に関心を持った人はいなかったと記憶しています。この1年半、キエフ政権の支配下にある地域から難民が押し寄せてきています。

あなたはアイルランド出身ですか？そうです。アイルランドで英語が禁止されたら、イギリス人はどう受け止めるか。それは考えられないことで、誰も理解できない。

ウクライナでは、ロシア語を禁止することができます。自分がロシア文化の一部だと思うなら、自分のロシアに帰れ」と公言してもいい。V.A.ゼレンスキーは、私たちの特別軍事作戦のずっと前に、このように言っています。彼は、コンタクトラインの向こう側に住んでいる人たちについてどう思うかと聞かれた。彼は、人がいて「個」（種）があると答えた。 この「世界の民主主義のリーダー」はかつて、ウクライナで自分がロシア文化の一部だと感じている人がいれば、子や孫の未来のために、ロシアに出るべきだというアドバイスをした。

公然と。そしてネオナチのアゾフ連隊（2013年当時もワシントンで、議会で、アメリカの資金援助を受けるべきではない団体として具体的に指定されており、ナチスの旗の下、SS師団のシンボルを掲げて行進しています）についてどう思うかと聞かれると、彼らはたくさんいる、彼らはそうなんだと言いました。フルストップです。ゼレンスキーが「西側世界のために」対ロシア戦争で信奉する価値観には、率直に言って、私たちがとっくの昔に捨て去ったものも含まれています。しかし、ヨーロッパは瞬く間に、それ以前の時代にまだ育まれていた伝統に戻っただけなのです。

質問（英語訳）： 国連は多くの目的を持っています。それらは常に変化しています。1945年の主な目的は、第三次世界大戦を防ぐことでした。75年間、私たちはその目的を達成することができました。私は昨日の安全保障理事会でのあなたの演説を聞きました。あなたはもはや、この組織が新たな世界大戦を防ぐことができるという確信を持っていないようだ。

なぜ確信が持てないのでしょうか。事務総長はどのような役割を果たすことができるのでしょうか。なぜ事務総長は平和計画を作成しないのでしょうか。事務総長がそうしないのは、あなたがそれを検討しないからですか、それとも、事務総長がそれを望まないからですか。

S.ラブロフ：自分で聞いてみたくはないのか？

私は、第三次世界大戦について泣き言を言う人たちについて、こう言うしかない。バイデン大統領は以前、（引用をそのまま転載することはしませんが）ウクライナの勝利に協力すれば第三次世界大戦を防ぐことができると発言しました。あなたは大統領の発言や、国連安全保障理事会での私のスピーチだけを分析しているのでしょうか？

少し前に、当時のイギリスのL・トラス首相が、「赤いボタン」を押すことをためらわない、と言っていました。この話を聞いた当時のJ.I.ルドリアン外務大臣は、フランスも核兵器を持っていると発言した。そして、ドイツ空軍の司令官は、ウラジーミル・プーチンは核戦争で我々を怖がらせるべきではない、我々はその準備ができている、と言った。これらはすべて、私たちが第三次世界大戦について沈黙していたときに起こったことです。

トランプ大統領の時代に、私たちは、ロシアとアメリカ（当時はソ連とアメリカ）は、核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならないと確信しているというゴルバチョフとレーガンの声明を、アメリカ側が公的に、公式に、最高レベルで再確認することを提案したことを思い出してください。D.トランプ政権下ですでに提案した。それはうまくいかなかった。アメリカ人は、少しでも、この声明について議論する用意があったが、それを完全に損なういくつかの留保を付けていた。バイデン大統領の下で、我々の大統領はそのような声明を出した。その後、私たちは再びイニシアチブを発揮し、核戦争の不許可性に関する同様の声明が、5つの核保有国すべてによって最高レベルで採択されました。

この話題が出ると、誰もがロシアに矛先を向ける。私たちが世界を第三次世界大戦に導いていると言うのです。つまり、誰がどんな悲しみを抱えているのか、そう言うのです。そういう諺があります。ウクライナが負ければ第三次世界大戦は避けられない」、その逆も然り、こういう発言をする人は、まともな頭で責任を取ってほしいものです。

質問：最初の質問は、今日の中東に関する安全保障理事会の会合から、ヨルダン常任代表を団長とするイスラエル代表団が脱退したことに関するものです。この措置についてどうお感じになりますか？会議に先立ち、イスラエルとの間で、イスラエル代表団による会議離脱の関連した決定を示す、あるいは示す可能性のあるコミュニケーションがあったのでしょうか。

2つ目の質問は、J.ヒッピー英国国防副長官の最近の発言に関連しています。彼は、英国はすでにキエフに数千個の劣化ウランのチャレンジャー砲弾を送ったと言いました。このような発言に対して、あなたはどのような反応を示しているのでしょうか？

セルゲイ・ラブロフ：今日の会談について。正直なところ、詳細についてはコメントできない。私たちが安保理議長国に就任したとき、会議のスケジュールやそのテーマについて議論された。今日、パレスチナを含む中東の問題を議論することに異論を唱える者はいなかった。

今日、イスラエルの代表が、もし反ロシア会議が5月9日の大勝利の日に予定されていたら、ロシアはどう感じただろうかという、あまりにも病的で感情的な暴論的質問をしました。あのね、私は10年間国連で働いたことがあるんだ。5月9日に会議を開き、あらゆる問題を議論し、他の国連加盟国の祝日にも会議を開いていたものだ。そんな組織です。どの国も自由にしておきたいと思うような日をすべて除外したら、ほら、もう働く日が少なくなってしまうでしょう。

でも、イスラエル代表は、そんな日に「反イスラエル行動」に参加するわけにはいかないという。これをどう評価するか、答えを探す必要があるんでしょうね。反イスラエル・アクション」はなかった。この行動、会議は、何十年も前からこの安保理の議題に基づいていた。

パレスチナ問題は、最も長い間、誰からもまったく解決されていない紛争です。今、彼らは安保理決議で定められた合意から再び離れ、パレスチナ人が自分たちの国家の創設を要求しないことと引き換えに、何らかの経済的利益を約束しようとしている。これがその理由です。これは、反イスラエルのイベントではない。私の発言で強調したように、パレスチナ人の国家樹立の権利と同時に、イスラエルの国境における安全保障の権利、そして一般的に、地域全体でイスラエルの安全に対する脅威がないことを保証するために、国連の当初の決定を実施することを目的としたイベントです。これこそが、イスラエルを非難することではなく、そのためのものなのです。また、今日、イスラエル人に対して行われたテロ行為に対して多くの批判がありました。これは誰もが知っていることだ。

劣化ウランについても繰り返し言及されている。劣化ウランは放射性物質ではないし、IAEAのリストにも載っていないと言っている人がいますが、リストではなく、旧ユーゴスラビアで劣化ウランに苦しんだ人々の事実やインタビューがあるのです。私たちのテレビでも、インターネットでも、西側のテレビチャンネルでも、そのようなインタビューが行われています。この人たちはイタリアでも話しています。彼らは、S・ミロシェビッチ「政権」（当時はこう言っていた）と戦った戦闘のベテランです。自分の責任を自覚する必要があるのです。イギリスはどうだろう、彼らは島にいるのだから、この劣化ウランが含まれているものを放射するかしないかは、それほど重要ではないのかもしれない。

質問（英訳）です：2022年2月24日の後、多くの国がロシアに対して制裁を課しました。西側の制裁は機能しているのでしょうか？ロシアはその圧力に耐えられるのか？

セルゲイ・ラブロフ：2015年当時、アメリカのB・オバマ前大統領が、ロシアの経済はすでに「ズタズタに引き裂かれた」状態にあると言ったのを覚えています。どうやら、そういう願望があるようです。どの政権がやっても変わらない、安定したもの。

私たちはずっと前に、自分たち自身と交渉のできる人たちに頼るべきだという結論に達しました。嘘をつき、常に他人を欺き、一方的に非合法な優位に立とうとする人たちには、もう頼りません。

今、ロシアから政府によって追い出され、従った欧米の企業が戻ってこようとしている。この状況について、わが国の政府はコメントを発表している。私たちは、この問題をすぐに解決しなければならないとは思っていません。私たちのビジネスに、解放されたニッチを占有させましょう。何かバーチャルなサービスや、同じドルを人工的に支配し、そのドルに依存するのではなく、歴史と主なる神がこの世に与えてくれた物質的な財の開発を通じて、経済を発展させていこうではありませんか。

米国は脱ドル化のプロセスを開始した。このプロセスは、今、地元アメリカの政治学者や経済学者を含めて、大きな関心を持って分析されている。これは事実である。私の記憶が正しければ、世界の決済に占めるドルのシェアは、1年間で55％から47％に低下した。1年で8％というのは大きい。

ドル、ユーロ、円を迂回した各国通貨での決済、デジタル通貨の開発への移行は、すでに止めようがない。国際通貨基金や世界銀行などの国際通貨金融システムがこの先どうなるかは大きな問題です。プロセスは動き出した。

R.ニクソンが「金本位制」を廃止してから数十年間、このドルは金の裏付けがなくても「我々のものではない」、「我々の共通のドル」だと主張し、アメリカ人は自らの間違いを証明しました。そして、世界共通の通貨があれば、世界経済のあらゆるメカニズムが円滑に動くと主張した。

公正な競争、私有財産の神聖さ、一方的な保護主義的措置の否定など、世界経済の基盤として彼らが推進してきた柱を、「魔法のように」簡単に放棄してしまったことが、今、証明された。彼らがグローバル化というモデルの基礎としたものはすべて、大概の場合、全世界が採用し、そのモデルの中に自分たちの計画を組み込み始めた。今、グローバリゼーションは、もはや以前のような形での展望を持つことはできません。世界経済の断片化、脱グローバル化、地域化が進んでいるのです。

私たちは、SCO、EAEU、EAEUと中国の協定、BRICSの枠組みの中で、こうしたプロセスを感じ、積極的に参加しています。ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領は、夏に行われる次のサミットに向けて、これまで国際通貨金融システムを動かしてきた人たちの気まぐれに依存しないための分析を準備することに関心を持っています。

質問（英語訳）：あなたは、穀物取引の性質について、それが人道的なものなのか商業的なものなのかについて、多くを語ってきました。ロシアは最初からそのような取引にサインする用意があったのでしょうか？

また、あなたは「新しい世界秩序」についても話していましたね。昨日、加盟国、特にブラジルから反響がありました。なぜ多極化が、現在の欧米を中心とした「ルールベースの秩序」よりも優れているのか。欧米の同僚にどのように自分の選択肢を納得させるのでしょうか。

セルゲイ・ラブロフ：もう1度繰り返します。"穀物取引 "ではなく、"黒海イニシアティブ "と呼ばれる取引でした。この協定のまさに本文には、穀物や肥料の輸出機会の拡大に関するものであると書かれていたのです。

グテーレス国連事務総長がこの協定を提案したとき、私は狡猾だと疑うことはできない。私は、グテーレス事務総長が誠実に行動していたことを確信している。私はグテーレス事務総長のことをよく知っている。これは自信を持って言えることです。

もうひとつは、制裁を課した側に対して、少なくとも農産物の輸出、穀物と肥料については例外とするよう説得する、彼の誠実で粘り強い努力が効果を上げていないことです。このことについては、今日すでに詳しくお話ししました。

多極化した世界を構築する必要性について、どうすれば欧米の同僚を説得できるのか。私たちは彼らを説得するつもりはない。中華人民共和国やブラジル、その他多くの国々がそうであるように、私たちも自分の立場を表明しているのです。私たちは、国連憲章に書かれている、「私たちはみな平等な権利を持ち、利害の均衡を図り、世界の問題を集団で解決しなければならない」ということを基本としてビジネスを行うことを提案しています。多極化した世界がすでに形成されつつあることを西側諸国に納得させる最善の方法は、歴史的なプロセスに干渉しないことでしょう。そして、彼らは今、それを妨害しようとしている。

ロシアに対する制裁は、確かに誰も見たことがない、あるいは想像すらしたことがないようなものである。しかし、私たちにとっては、これは解決済みの問題です。完全に非協力的であることが証明された西側諸国の同僚たちのこの種の行動に依存しないよう、私たちはあらゆる機会を得ている。彼らは今、中国への半導体の販売を禁止していると聞いている。同時に、韓国に対しても、欧米から供給される半導体のフォールアウトを自国の供給に置き換えないよう要求している。世界征服のための新たな戦争、いや、世界征服を維持しようとするための戦争が準備されている。多極化した世界秩序を形成する自然なプロセスを遅らせることはできるだろうが、長くは続かないだろう。歴史的に見れば、そうならないことは確かです。

J.ボレルEU外務・安全保障政策上級代表が言ったように、「エデンの園」（西洋を指す）が「ジャングル」に囲まれているというこれらの主張はすべて（人種差別的でナチ的であることに加えて）、まさにその担い手を含むすべての人類にとって有害な哲学を反映したものである。

哲学である。

フランスのマクロン大統領は、（中国の話なら）北京を訪問した後、ヨーロッパは独立すべきだ、アメリカと同盟を結ぶことはどんな問題でもアメリカの意志に従うとは限らないと述べ、台湾についても言及しました。ヨーロッパの問題ではないと言った。これはウクライナがヨーロッパの話題であることを暗に示していると、私は括弧書きで指摘している。そうすることで、ヨーロッパがウクライナの手によって戦争をしていることを認めたわけです。しかし、マクロンが言った直後に、J.ボレルが昨日、EUは台湾海峡に海軍を派遣すべきだという構想を打ち出したばかりです。これは何を意味するのか。ヨーロッパでJ.ボレルの論理を支持する人たちは、すでに独立性を失い、アメリカの利益だけに導かれているか、あるいは自分たちの共通の立場をどうするかが合意されていない、ということです。

多極化した世界は客観的に形成されつつある。その結果どうなるのか、どういう構成になるのか、私にはわからない。昨日の国連安全保障理事会も含めて、G20がある種のガバナンス・メカニズムのプロトタイプになるのではないかという声も多い。

私は、国連安保理は新しい流れや現実を反映した改革が必要だという認識のもと、国連憲章をベースにした方がいいと思う。もしかしたら、それはG20のメンバーを彷彿とさせるような、おおよそG20のようなものになるかもしれません。しかし、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの明らかに深い代表権の不足は必然的に解消されなければならない。

質問（英語訳）：タリバンは最近、女性が国連で働くことを禁じた。国連のグテーレス事務総長は、この問題に関する特使と会談するため、ドーハに向かっています。アフガニスタンに関して、国際社会が取るべき次のステップは何でしょうか？

共同包括行動計画--この計画は「死んだ」のか？

セルゲイ・ラブロフ：はい、5月1日～2日にドーハで多数の欧米諸国を含む特別代表の会合を開催するという国連事務総長のイニシアティブを支持しました。

2022年と今年を通じて、我々は「近隣諸国」といった形式でアフガニスタンを扱ってきた。先日、ウズベキスタンで第4回アフガニスタン周辺国閣僚会議が開催された。2022年にはPRCが主催して同様の会議が開催された。インドを招待したロシア・中国・パキスタン・イランのカルテットも並行して動いている。この「5人」が近隣諸国のフォーマットの「核」となることを望んでいます。

私たちは、かつて米国が参加したモスクワの協議形式を守っている。その後、ウクライナでの出来事を挑発したことで「不機嫌」になり、このフォーマットから撤退した。また、パキスタンが参加したロシア・中国・米国のトロイカもあった。この形式も放棄された。

どうやら、アフガニスタンの和解を促進するプロセスに欧米を何とか引き込むために、国連事務総長が会議を招集し、私たちも参加するようです。私たちは、西側諸国が議論に「退く」ことがあってはならないと考えている。彼らは20年間もアフガニスタンにいて、この国の経済力を高めるために何もしてこなかった。タリバンが禁止しようとしているにもかかわらず、そこでは麻薬の生産が爆発的に増えており、いまだに記録的な数字となっている。私たちは、彼らの願いを支持します。

しかし、アフガニスタンの発展にはまず資金が必要である。米国はそれを押収し、国民に渡すことを拒んでいる。欧米は、条件が整えばこのアフガン人を返すだけでなく、20年間、経済や人口といったアフガン国家に与えたダメージへの補償も視野に入れるべきだ。

私たちの前提は、タリバンが「現場」の現実であり、彼らと話をする必要があるということです。同時に、私たちは、この政府が国際社会から認められている自らの義務を果たすまでは、この政府の「デジュール」での承認を受け入れないでしょう。すなわち、統治機構が包括的であることを保証するまでである。民族的な意味だけでなく、政治的な意味でもだ。タリバン政府にはウズベク人、タジク人、ハザラ人がいると言われています。それはその通りです。しかし、これらの民族の代表は、政治的な意味ではすべてタリバンなのです。

市民社会にとっては、その国の政治勢力の幅広い代表がいることが重要である。法的承認のための他の基準の中で、すべてが女性と女児の権利を含む基本的人権の要件に言及しています。これは、グテーレス国連事務総長が招集する会議で議論される予定です。

質問（英語からの翻訳）：イランの核開発に関する合意についてはどうでしょうか？

セルゲイ・ラブロフ：その質問は私たちのためにあるのではない。私たちは、その更新に関する合意がかなり昔に達成されたという事実から話を進めます。欧州諸国は今、何らかの理由で熱意を失っている。アメリカはすでに、さまざまな情報源を通じて匿名で、何か「違うもの」を探す必要があると言っている。どうなんでしょう。

私は、この協定を更新するチャンスを逃すのは大きな間違いだと思う。特に、アラブ諸国とイランの関係が改善され、正常化しつつある今、です。特にサウジアラビアとは、中華人民共和国の支援を受けて関係が回復している。これは健全なプロセスです。私たちは、湾岸地域における協力、透明性、信頼醸成メカニズムの確立に賛成している。

現段階では、この協定を完全に再開させるのは、イランでも、私たちでも、中国でもありません。この協定を復活させるのは、協定を破壊した者たち次第である。もし可能性があるとすれば、それはこの形だけである。私たちの予想では、昨年合意された文書がその任務に適している。包括的共同行動計画の原文にはなかった新たな要件を課そうとする試みは、プロセスを複雑にし、今日話題になった、一方的な利益のための交渉や恐喝という路線そのものを反映している。

質問（英語訳）：あなたは「黄金の10億ドル」について話されました。将来、世界は1人の「黄金の10億人」ではなく、「8人の黄金の10億人」を持つようになると思いますか？

2つ目の質問は、2国家間解決についてです。誰もがそれを歓迎しています。独立した、連続した、主権を持つパレスチナ国家の存在を実現する現実的な可能性があるとお考えでしょうか？

セルゲイ・ラブロフ：私たちはあきらめてはいけないと思います。現在、パレスチナ問題の政治的側面を取り上げ、パレスチナ人に何らかの経済的利益を提供することに集中しようとする試みが見られるようになりました。一種の賄賂のようなものだと思われます。経済的な手段はあるが、独立や国家のことは忘れてしまえ、というわけだ。私にはその論理が理解できない。

今日、エルダン国連イスラエル常駐代表が、感情的なスピーチで、ユダヤ人国家を持つイスラエルの権利を擁護したことは、すでに述べた。しかし、もしそうなら、パレスチナ人はどうなるのでしょうか。それなら彼ら自身の国家が必要だ。それは、自らが提唱するイスラエルのユダヤ的本質を「損なう」ためには、2国家解決しかないことを認めるものである。

私は、理性が勝って、冷静になれば（いくつかの選挙サイクルを振り返らないことができるようになれば）、本格的に取り組むことができると思います。振り返らないといっても、どうすればいいのか。例えば、アメリカでは2年に1度で、仕事をしている暇はない。選挙に行く」しかないのです。

昨日言った「10億」についてはもちろん、NATOやEUの決定事項に書かれている傲慢、無礼です。傲慢です。黒人の命が大事だ」と言う人たちだ。

質問です：アメリカやロシアの囚人の釈放に関する交渉に個人的に関与していますか？例えばE.Gershkovichのような。

セルゲイ・ラヴロフ：いいえ。

質問（英語からの翻訳）：ウクライナをNATOに受け入れることは、一部で言われていることとはいえ、あまり現実的ではなさそうです。しかし、EUのメンバーとしてなら、より現実的です。あなたはどうお考えですか？

セルゲイ・ラブロフ：私はEUのために決めることはできない。この組織が記録的なスピードで軍国主義化を進めているのは目に見えています。ロシア連邦を「封じ込める」ことを目的とした攻撃的な組織へと変貌しつつある。

注セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領は、対ロシア制裁への参加とコソボの独立承認を求められ、同州の北部に何百年も住んできたセルビア人の運命に唾を吐くことに、常々懸念を表明している。これがEUの正体だ。

反ロシア政策を追求すれば、チャンスは十分にある。同じセルビアでも、長年交渉してきたトルコの状況を見るのも面白いでしょう。

EUの中には、ウクライナを喫緊の課題としたい人たちがいる。 そうなれば、EUは、このすべてが基準によるものではなく、純粋な地政学的ゲームであることを証明することになるでしょう。つまり、「廃墟」のまま、より多くの領土を自国に引きずり込むために。

私にはわかりません。彼ら自身に決めさせればいい。しかし、EUがNATOとほとんど変わらないということは間違いないでしょう。最近、NATO-EU宣言に署名して、同盟がEUの安全を確保すると明示し、EUは感謝の意を表したのだからなおさらだ。これは「億」にとって重要なことになるだろうとも書かれていた。

質問（英訳）です：今年の年末までに残された時間を見て、地球の平和と安全についてどのような期待をお持ちですか？あなたの見解では、ウクライナやその他の紛争（イエメン、リビア）について、交渉や終結の見込みはあるのでしょうか？また、スーダンの話もありましたね。どのような希望や期待をお持ちですか？

セルゲイ・ラブロフ：私は希望や期待にお金を払っているわけではありません。私たちには解決すべき具体的なタスクがある。それは現在、主に我が国の安全を確保し、何世紀にもわたって近隣に住んできたロシア人がウクライナ政権によって差別され、絶滅させられるのを防ぐことである。高官の口から公言されるように、物理的なものも含めてね。

政治とはそういうものだ...2003年5月、違法なイラク戦争が始まって数ヶ月後、J・ブッシュJrは空母の上で「イラクで民主主義が勝利した」と発表した。それが2003年のことである。さて、あなたはイラクに何を期待しているのでしょうか？私は知らない。

リビアも同じです。オバマ大統領は、裏から国を動かし、欧州勢に主導権を握らせることにした。国連安全保障理事会の決議にはあからさまに違反した。要求したのは、カダフィの航空が飛ばないように、飛行禁止区域を設定することだけだった。彼らはそうしなかった。しかし、彼らは国を爆撃し、今や「ズタボロ」になっている。B.オバマがロシアについて言ったこと。ロシアの経済ではなく、リビアという国家に起こったことだ。

イエメンについて進展があることを望む。私は今日、サウジアラビアがその点で、直接対話を成立させるための努力を評価していると言った。

ウクライナについては推して知るべしです。スケジュール」があるわけではありません。他の国でも表はある。

たとえば、リビアで。フランスが何かの会議を発表して、「4カ月と3日後に」選挙があることが決まったことが何度あったことか。2015年からずっとそうです。私たちはまだそこにいます。

私たちはただ、法的な権利を行使することに取り組まなければならないのです。自分の動機を説明しながら、正直に行うのです。それが、特別軍事作戦における私たちの行動に関して行ったことです。また、欧米の同僚たちから、イラクやリビアなど、彼らが何らかの活動を示そうとしている場所で、どのような目標を追求しているのか、互恵的に聞いてみたいものです。

私たちは楽観的であり続けなければなりません。それは必然です。悲観主義者は、よく知った楽観主義者であるとも言われるが。力を合わせようという気持ちと、世界社会を「10億」と「70億」に分けることは間違っているという理解が広まることを期待しよう。自分を他人の上に置くことも、貴族的な伝統である領主やその他の高貴な称号がそれを正当化するかもしれないにせよ、間違っているのである。私たちは同じ地球に住んでいるのです。

今、第三次世界大戦の話が持ち上がっています。誰がそれを必要とするのか？しかし、どうやら誰かがその覚悟を決めているようだ。ウクライナがロシアに勝てば、第三次世界大戦は回避できる」というものである。このような単純な「ネタ」が、責任ある政治家同士の通常の専門的な会話に取って代わっているのである。

お仕事の成功を祈っています。本当に重要なことです。今回、ロシア人ジャーナリストの数が少ないので、その分、私たちから聞いたことを広く報道してほしい。

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