2020~2021へ(また寒波が!)
いよいよ2020年も残り10日を切りました。
二十四節気の一つ、1年間で最も太陽が出ている時間が短く夜が長い日、冬至(今年は12月21日)も過ぎ、一陽来復!
ここから北半球では日が伸びていきます♪
といっても、年明けも厳しい寒さ増し増しの日々が続きますが。
しかしながら、お天道様が出て明るい時間が長くなるのは、気分も上がるものですよね。
さて、この冬はラニーニャ現象が発生しているため、寒くなることはほぼ間違いなかったのですが、12月中旬に来襲した寒波はしっかりと1週間近く続きました。
天気図に縦じまの等圧線が狭い間隔で並ぶ日がここまで続くとは!
ストロングヘビー級の寒波で、日本海側を中心に内陸部でも大雪となり、全国的に平年よりも低い気温が続いた1週間でした。
季節が1ヶ月前倒しなんじゃないか?と感じるような、今シーズン初の寒波は、週が明けてようやく落ち着き、クリスマスイヴの24日はもう少し暖かくなる見込みですが、この先の年末年始の天気と波はどうなるのでしょうか。
気象庁17日発表の1か月予報の平均気温を見てみても、全国的に平年よりも低い予想となっています。
年の瀬は、30日頃から再び強い寒気が南下してきます。
28日頃に日本付近を低気圧が通過し、大晦日には強い冬型の気圧配置になり、年明け三が日まで続く可能性があります。
日本海側は、年末年始は吹き荒ぶ西~北西風と強烈なウネリと大雪で、サーフィンは厳しくなりそうです。27日~29日の前半辺りに出来るところで乗り納めを。九州や山陰、近畿などでは年明け2日ごろには落ち着き、初乗りができるかもしれません。
太平洋側は、30日は千葉以北でアリューシャン低気圧からの波長の長い北東ウネリが届く可能性があります。
大晦日は強い冬型の気圧配置となるため、脊梁山脈を超えて吹き降りる西~北西風によって、北東~東ウネリは徐々に抑えられていくでしょう。そして、東海や湘南、千葉南部などでは西ベースの風波やウネリが強まりそうです。
場所によっては大晦日に乗り納めが出来る可能性はありますが、低気圧の動向次第で変わってくるため、どのエリアも、最新情報も確認しながら、もう少し早めに入っておくとよさそうです。
そして、元旦は、今のところ一部を除き波の期待はあまりできないものの、空気が乾燥していて、海で初日の出を拝める可能性は高いです。(極寒対策は万全に!)
年末年始は寒い!これは間違いないでしょう。
四方八方から波がやってくる島国日本は、年末年始もどこかでは、なみある!です。
なみある?の情報もチェックしていただきながら、寒さに負けず(私は時々負ける)楽しいサーフィンを♪
地球規模で大きな変化があった2020年。
サーフィンへ行くにも、大人数から、家族単位や個人でとなるなど、変化があったことと思います。
ステイホームをお考えの方も多いかとは思いますが、海へ向かい留守にする際には、北国でなくとも水道凍結などにもご注意くださいね。
気象予報士
塩田久実