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英国好きの皆様へ
初めまして。私は奈良でブライトンティールームという英国式ティールームを経営しております。家族がイギリスのブライトンにおりますので、今までは2か月に1度、イギリスと日本を往復する生活をしておりましたが、今年はCOVID-19の影響で1月からずっと日本にいる状況です。
今私が出来ること。容易にイギリスに旅行することができないこの状況で、私たちが大好きな英国のことを、私の知識の範囲ですが皆様にお話しすること。英国の食について、素敵な場所について、映画や音楽のこと、ファッションのことをお話し、ご紹介すること。
第1回目はブライトンティールームのメニューの一つ、「ニッカボッカグローリー」とアイスクリームのお話し。
ティールームのサンデーは「ニッカボッカグローリー」と言う名前です。
この1920年代に登場したアイスクリームサンデーは、イギリスでのみ「ニッカボッカグローリー」と呼ばれています。
残念ながら、なぜそう呼ばれるようになったかは確かではありませんが、ニューヨークで古いヨーロッパ系の移民の愛称がニッカボッカーズだったことから、付けられたようです。
しかし、ニッカボッカグローリーと言う呼び名はイギリスでのみ使われています。メレンゲ、生クリーム、アイスクリームのレイヤーの上にフルーツがトッピング。
ニッカボッカグローリーといえば、忘れられないアイスクリームのお店があります。子供達が小さい頃、ブライトンから車で45分くらいの町イーストボーンによく行きました。そのお店にはたくさんの種類のアイスクリームサンデーがあって、そこでニッカボッカグローリーなどをよく食べたのです。
以下の文章は当時私が書いていたブログからです。シーサイドタウンにはアイスクリームがよく似合います。たとえ、それがイギリスの気候だとしても。
「さらば青春の光」のラストシーンの舞台となったBeachy Headに行って来ました。ご存知の皆さんも多いと思いますが、あそこはいつ行っても風が強いのですが、この間はいつにもまして激しく、真面目に、子供達が吹き飛ばされるのでは、と心配になりました。しかし、次男はそんな強風をおもしろがって大喜びで走り回っていました。子供ってやっぱり理解出来ない。
そのあとイーストボーンまで下って、いつものFusiardi Ice Cream Parlourに行きました。シーフロントにあるこの店はアールデコ風のインテリアで(実際は多分新しい)ノスタルジックな雰囲気の、リタイアした人たちの町イーストボーンらしい作りです。
イーストボーンはブライトンに比べると日曜日でも人が少なく、散歩している人たちはお年寄りが多いのです。なので私のブライトンの友人達には人気がありませんが、私たちは、そんなのんびりした雰囲気が気に入っているので、たまにここのアイスクリームを食べに来ます。
ブライトンからのドライブには最適。40年代くらいのイングランドのシーサイドタウンの趣が味わえます。」
初夏のイギリスは最高なのです。一刻も早く収束しますように!