「ランクマは苦手だけど最終レジェンドを達成してみたい!」という方向けの話
こんにちは!
はじめましての方ははじめまして。涙目のルカと申します。
簡単に自己紹介をしますと、普段はデュエプレ環境調査グループ「BEANS」でデッキ解説記事の作成やグラフの作成を担当しています。
さて今回は、「ランクマをするのが苦手…」「でも最終レジェンドは達成してみたい!」という方向けのお話をしてみたいと思います。
全文無料です。
■はじめに
突然ですがみなさんは、デュエプレのランクマは好きでしょうか?
マスター帯に到達してからもガンガン打ち込んでいる人もいれば、「デュエプレは好きだけどマスター到達したところでランクマはやめてしまう」という方も中にはいるかと思います。もしかしたらそういった方の中には「ランクマはストレスがかかるし緊張感があるから苦手…」という方もいるかと思います。
その気持ち、すごくわかります。なぜなら私もランクマに対してものすごく苦手意識をもっていたからです。以前の私はというと、
・マスター昇格まであと1回勝てばよいのに、怖くて対戦開始ボタンを押せない
・レートを上げるのがしんどく思えて、マスターに昇格した後はランクマに対するモチベーションが下がってしまう。
という有様でした。以上の経験から、私は自身が「ランクマアレルギー」なんだと自覚していました。
■「ランクマアレルギー」を克服するには?
なぜこのような思考に陥ってしまうのかを自己分析したところ、「負けるのが怖いから」だという結論に至りました。本来ゲームはストレス解消のためにしますよね。でもランクマで負けると悔しい思いをしてしまう。時には相手のトリガーでリーサルが止まってしまい、こちらのシールドにはトリガーが埋まってなくて負け、といった運の差で負けることもあります。私は趣味でストレスを感じたくないという気持ちが人一倍強いため、つい最近までランクマに対して強い苦手意識を持っていました。その一方で、心のどこかでは「いつの日か最終レジェンドを達成してみたいなぁ…」とボンヤリと思い続けていました(今思い返すと挑戦すらしていないのにかなりムシの良い話です)。
そんな私ですが、2022年8月にBEANSに加入したにも関わらず、その後1年経っても最終レジェンドを達成したことがないという状態に焦りを感じました。そこで、2023年9/15~10/15に開催された「Gイズモカップ」にてランクマにガチで取り組み、初めて最終レジェンドを達成することができました。
もちろん独力で達成できたわけではなく、BEANSの皆さんのお力添えがあったからこそ達成できました。BEANSには最終レジェンドを数回、数十回と経験している強豪プレイヤーが多数在籍しています。そんなグループに身を置き、最終レジェンドを達成するべくランクマにガチで取り組んだことで、強豪プレイヤーの方々がどんな思考でランクマに取り組んでいるのかを知ることができました。この記事では、その考え方と、最終レジェンドを達成するために私が実践したことについて、以下の7つにまとめてみました。
勝ちグセをつける
負けることに慣れる
冷静に分析する
ストレスのかからない方法を模索する
小さな目標を立てて取り組む
最後の最後まであきらめない
上手い人に教えてもらう
一つ一つ解説していきます。
■1.勝ちグセをつける
早い話が、一度高レートを経験してしまえばそれ以降はあまり緊張しなくなるということです。
初めてマスター到達一歩手前まで来た時や、レジェタッチ、レート1600を賭けた戦いに臨んだ時、誰しも大なり小なり緊張したかと思います。ですが、これらを数回達成すると次回からは多少なりとも緊張感は和らぐのではないでしょうか。
これはランクマ以外にも同じことが言えると思います。たとえば、小学校の時に授業中にクラスメイトの前で教科書を朗読する、学生時代に講義でプレゼンをする、社会人になって営業で飛び込みをするといったことは、誰でも初めての時は緊張すると思いますが、何度も行っているとあまり緊張しなくなってきますよね。
おそらくですが、毎期マスター到達を達成している人はプラチナ帯の3や2での試合はあまり緊張しないかと思います。最終レジェンドを目指すプレイヤーにとって、レート1600というのはおそらくそれくらいの感覚なのかもしれません。実際に、私自身もGイズモカップ中期~終盤にレート1600付近を行ったり来たりしている時は、レート1600台の試合ではあるもののあまり緊張感はありませんでした。最終的なゴールは最終レジェンドであり、NDはレート1680程度、ADはレート1660程度を目指すわけですから、その道中ではできる限り気負わずに臨みたいものです。そのためには、高レート帯での試合をこなすことで慣れることが必要かと思います。
■2.負けることに慣れる
ランクマに苦手意識がある理由の一つは、負けることに抵抗感があるからではないでしょうか。負けて星やレートが下がるとランクマのモチベーションが下がってしまいますよね。
では、最終レジェンドを達成する人たちはほぼ負け無しで達成しているのでしょうか。実は最終レジェンドを何度も経験している人でも、シーズン中に大きな連敗を経験している人は多いです。意外に思うかもしれませんが、レート1500未満(俗に言う「地底」)を経験してから這い上がって最終レジェンドを達成するという人は結構います。
本当に最終レジェンドを目指す人は最後の最後まで諦めません。それは、前項でも触れたように一日や数日でレートを大きく盛って最終レジェンドを達成した経験に基づいているからかもしれませんし、勝ちグセがついているからこそ「自分ならやれる!」という確固たる自信があるからかもしれません。負けることを嫌ってランクマをしないならば、そこで成長は止まってしまいます。ならばせめて、やらないで諦めるよりはやって少しでもプレイングを磨いたり、構築を工夫した方が建設的ですよね。いずれ環境が変わって今使っているデッキタイプが廃れようとも、一度学習したプレイングや構築に関する知識はきっとどこかで活かす機会があります。何度ボロ負けしても大丈夫です。もし今期最終レジェンドを達成できなかったとしても、1ヶ月も経てばまたチャンスが巡ってくるんですから。
■3.冷静に分析する
よく言われていることですが、運要素はデュエプレとは切っても切り離せません。初動が引けない、トリガーが盾に埋まらない…ランクマをしているとこういった理不尽なことが往々にして起こります。そういった運の上振れや下振れによって試合の展開が大きく異なってしまうことも、ランクマに苦手意識を感じる一つの要因かもしれません。
しかし、こういったことは何も自分だけに起こっているわけではありません。たとえば、チームのメンバーがプレイしているのを画面共有で見たり、配信者がランクマの配信を行っているのを観てみるとわかりますが、こういった理不尽は他の人も経験しています。そういうものなんだと割り切った方がよいです。先攻/後攻、初期手札の良し悪し、トリガー運にばかり目を向けて一喜一憂していると、余計に疲れてしまってランクマをするのが億劫になってしまいます。
むしろ大切なのは、そういった劣勢からどうやってプランを組み立てるのかを考えることだったり、試合に負けた後にリプレイを見返してみることで、はたして「自分ではどうしようもない負け」だったのか、それとも他の選択肢があったのかを分析することだと思います。
たとえば、ビッグマナ系統のデッキが流行っており、ミラーマッチが多発する場面においては初動のマナブーストをきちんと撃てるかどうかで試合運びが大きく異なります。そのため、もし「序盤にマナブーストができない」という課題を認識しているのであれば、初動の枚数を調整したり、自然文明の枚数を調整したりと、構築を見直してみるとよいでしょう。
ここまでランクマに取り組む上での姿勢や心構えについて触れてきましたが、実際に高レートを目指すにはどうすればよいのでしょうか。
以下の4つについては、上記の3つの思考を身に着けるために私が実践した具体的な方法です。
■4.ストレスのかからない方法を模索する
ランクマはメンタルが重要だと言われています。冷静にプレーできていれば勝ち筋を拾えたにも関わらず、ストレスを感じることでそれが見えなくなってしまうからです。そのため、個人的にストレスを感じにくい環境でランクマを行えるよう心掛けることが大切だと思います。
私の場合、平日ランクマをする場合は早朝に限定しています。仕事で疲れている時にランクマをすると冷静な思考で臨めないと自覚しているからです。以前、夜仕事から帰宅し疲労困憊の状態でランクマをして負けました。それにストレスを感じたことで冷静な思考を保てなくなってしまい、10回以上の大連敗をしたことがありました。この経験から、自分にとってストレスがかからないようにランクマをする方法を考え、平日は遅くとも23時台には就寝し、翌朝5時に起きてランクマをするようなスタイルに切り替えました。すると、睡眠をとったことで頭がリフレッシュした状態で取り組めるようになり、以前経験していたような大連敗は起きなくなりました。
今ご紹介したのは一例であり、人によっては仕事帰りや深夜でないとできない、といったこともあるかと思います。そういった場合は、たとえば「10戦やったら必ず数分休憩を挟む」など、今の生活スタイルに合わせてどうすればストレスがかかりにくいかを模索してみると良いかと思います。
■5.小さな目標を立てて取り組む
これは日々ランクマのモチベーションを落とさないように私が実践していることです。具体的には、その日達成したいレートを決め、それに向かって取り組むというものです。たとえば「今日はレート1520を目指す」「今日はレジェタッチを目指す」といった具合です。もしレートが「地底」ならば、その日はレート1500まで戻す、といった目標でもよいと思います。
第1項で「最終的なゴールは最終レジェンドだから~」と述べましたが、それはあくまでゴールの話です。最終レジェンドはフルマラソンや登山のようなものなので、スタートからゴールまで全速力で走ったり、麓から頂点まで一気に登りきるには相当の労力が必要です。マラソンに例えれば「ひとまず給水所までは頑張って走ってみよう」、登山で例えれば「ひとまず○合目にある山小屋を目指そう」といった具合に、途中で小さなゴールを設けるのと同じ感覚で、日々の目標を設定することで、なるべくランクマに対するモチベーションを維持するようにしています。
ただし、シーズン終盤になると話は変わってきます。詳しくは次の項で説明します。
■6.最後の最後まで諦めない
これは一試合ごとに言えますし、シーズン終盤にも言えることです。
たとえば、ランクマをやっていて「いや、まだ全然キツいけど…」といった状況で相手がリタイアすることってありませんか(相手にはシールドが一枚残っていて、それがスパークだった場合はまだこちらにも負け筋があるといったような)。試合がまだ途中なのにリタイアするって、すごく勿体ないことですよね。試合が続く以上はまだ負けが確定したわけではないですし、最後まで試合を追うことって非常に重要だと思います。
シーズン終盤におけるランクマの取り組み方にも同じことが言えます。第3項でも触れましたが、もし最終レジェンドを達成したいなら、もうこれ以上はランクマをする時間がとれない、といったところまでは挑戦するべきだと思います。たまに最終レジェンド達成の報告ツイートの中に「昨日までレート○○だったけど一日でレート○○盛りました!」といったものを見かけませんか?あれって意外と起こることなんです。私も初めて最終レジェンドを達成した時、その日の朝のレートは1550程度でしたが、最終日に頑張って100近く盛りました。
最後まで何が起こるかわからない、誰にでも最終レジェンドを達成するチャンスがある、そういったワクワクするようなどんでん返しが起こるのがデュエプレの魅力の一つなんだと思います。
■7.上手い人に教えてもらう
皆さんはデュエプレの情報収集はどのように行っていますか?ツイッターで構築を探したり、有名なデュエプレ動画投稿者の対戦動画を観てプレイングを学んだり、note記事を読んだりと、様々な方法があるかと思います。その中でも特に有効なのが、他の人にプレイングを指南してもらうというものです。
(1ミリ足りとも偉そうに言えた義理ではありませんが)私も最終レジェンドを達成したシーズンは、BEANSのリーダーであるまめさんにマンツーマンでプレイを見ていただきました。以前から他の人にプレイングを教えてもらうということはあったのですが、チャット形式でのやり取りが多く、画面共有をしてプレイングを観てもらうということはほとんど行ってきませんでした。そのシーズンはどうしても最終レジェンドを達成したかったので、意を決して直接プレイングを見ていただけるようお願いをしました。
案の定、直接稽古をつけてもらうことで、自分では今まで思いつかなかったようなプレイングを教えてもらうことができ、不利な対面だと思っていたデッキに対して有利に展開できるようなプレイングを身に着けることができました。やはり自分一人の頭では限界があるため、視野を広げるためにも他の人に稽古をつけてもらうということは非常に有意義なことだと思います。
チームに所属している人は、プレイングの相談をチャットに書き込んでみたり、チームメンバーの強豪プレイヤーに画面共有をお願いしてプレイングを観てもらうとよいでしょう。チームに所属していないという方でも、プレイングに迷った場面のスクショをツイッターに投稿して、相談を呼び掛けてみるのもアリだと思います。
ただ、一つ注意したいのは「教えてもらって当然」と思ってはいけないということです。小さなことでも構いませんので、自分からも情報を発信するという姿勢は持つべきでしょう。もしどこかのチームに所属しているのであれば、ランクマで対戦した高レートの人が何を使っていたか、どんなカードを入れていたかなど、チームメイトにとって有益な情報を少しでも共有することは大切だと思います。ツイッターでプレイングを教えてもらった時も、きちんとお礼のリプは送りましょう。
■おわりに
いかがだったでしょうか。
ここぞという大事な場面で緊張してしまったり、負けてストレスを感じることはあるかと思いますが、考え方を変えたり、ランクマに取り組む姿勢を工夫することで、いくらかでも和らげることはできると思います。
最後に、私が「ランクマで負けるのが怖い」という悩みを他の人に打ち明けた話を紹介したいと思います。BEANSのDiscord内には様々なスレッドがあり、そこには「人生相談」というチャンネルがあります。以前、そちらのチャンネルに「負けるのが怖いのですが、どうすれば克服できるでしょうか」という質問を書き込みました。
情けないことこの上ないですが、当時は自分の弱気な性格にホトホト困っていたので、意を決して相談しました。すると、ありがたいことに数人の方からコメントをいただきました。
たくさんの方から応援していただいたことで、みんな大なり小なりプレッシャーを感じているものの、その中でランクマで結果を残せるよう頑張っているんだと気づきました。
この記事で一番お伝えしたかったことは「ランクマが苦手でも、挑戦し続ければいつかきっと最終レジェンドを達成できる」ということです。大丈夫です。こんなにメンタルが弱い私のような人間でも最終レジェンドを達成することができたんですから。もしこれを読まれて「ランクマの取り組み方が変わって苦手意識がなくなった」「最終レジェンドを目指してみたい」という方が一人でも増えたとしたら、筆者としてこんなに嬉しいことはありません。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
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