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完成現場で反省会

 春ですね。公共建築は、年度末に完成する建物が多いです。自分が設計に関わった建物も、最近完成し、いくつか見に行ってきました。

 本当は工事監理の仕事も引き受けて、工事中マメに現場へ通って、ああだこうだと協議しながら進めるのが理想的です。実際は、監理まで受けることは少なく、時々来る現場質疑に、メールで回答するくらいです。

 だから、初めて見る現場も多く、実のところ········かなりドキドキです!
 ちゃんと設計どおりに施工できたか? 不具合起こってないか?
 やりにくかった、おさまらなかった、と現場監督や職人に怒られるんじゃないか?

 最近、特に気にしているのは、庇やバルコニーが垂れてきてないか? 床が振動しないか?ということです。計算ではOKだったとしても、現実にはどうなのか?

 施主には言えないけど、完成現場を見ながら、心の中で、または設計者同士で反省会が始まります。
 ここ、こんなカッコ悪い見た目になるんだったら、違う形にした方がよかったかな? この部材、もっと経済的に小さくできた? ここのたわみ、ひょっとして目立ってる? などなど。
 そして、それを次の設計に生かす。

 先日も、ある完成現場へ行って、やっぱり実物見てよかったと思いました。
 締め切りがせまっていたり忙しいと、現場へ行く時間をもったいなく感じます。でも、目の前の仕事を後回しにしてでも、設計した現場へ行くのは重要だなと感じました。
 
 そんなこんなで、日々修行中です。引退するまで、この設計でよかったのか? 現場は大丈夫か? と悩み続けていくんだろうなと思います。

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