「建築士として独立」といってもタイプはいろいろ
気が付いたら、2023年も残りわずか、いかがお過ごしでしょうか? 体調など大丈夫ですか?
我が家は、家族全員が順番にインフルエンザにかかってしまい、子供が楽しみにしていたイベント(発表会や遠足)や大人の出張などを、次々キャンセルするはめになってしまいました。みなさまもお気をつけください。
今回のテーマは、最近あらためて思うこと、建築士として独立している人にもいろいろなタイプがいるな、ということについてです。
大きくわかれる2つのタイプ
10年以上前から、取引先の人などを見て思っていたのは、2つのタイプがいるな、ということです。
A. 営業して、エンドユーザーから仕事を獲得してくるタイプ
B. Aの人からの仕事を下請けするタイプ
Aの人は、どんな集まりに参加すればそんなに仕事がもらえるのか、人望なのか、知りたいくらいですが、施主さんからどんどん仕事を受注してきます。そして営業で忙しく、本人は図面を描くヒマはないので、Bの人に外注、または社員に業務をふることになります。
Aの人は営業や打合せで常に外に出回っているイメージ、Bの人は事務所で黙々と作業しているイメージです。
はじめは、建築士資格を持っているかいないかで2つのタイプに分かれるのかな、と思っていました。(A有資格、B無資格が多いイメージ)
そして、収入が多いのは、やはり川上にいるAタイプ。 裁量権があるのもAタイプ。だから、建築士資格を取った方が得なんだ! と思っていました。
でも最近は、それだけではないな、と思います。
資格を持っていてもいなくても、
A. 営業や経営が得意な実業家タイプ
B. コツコツとデザインや施工・納まりを考えて図面を描くのが好きな職人タイプ
と、その人の特性によるところが大きいと思います。
建築士資格がなくても、管理建築士として社員を雇って、設計事務所代表として、どんどん仕事を受注している人も知っています。
建築士資格があっても、下請け仕事に専念している人も多いです。
収入についても、
Aは入ってくる金額も大きいけど、営業費用や経費も多くかかる。
Bはその反対で、1物件あたりの金額は元請けより小さいけど、エンドユーザーとの打ち合わせに行くなどの業務をしなくていい。
どちらが優位かは、いちがいには言えないな、と思います。
得意分野は人それぞれ
大きく2つにわけてみましたが、他にも得意分野はいろいろあって、それによって仕事の仕方が変わってくると思います。
・デザインが得意なアトリエ事務所タイプ
・内装デザインが中心の事務所
・法規が得意なタイプ
・リノベーションや改修が得意なタイプ
・不動産業務も得意なタイプ
建物用途や、構造種別(RC/S/木)などによっても変わってきます。
今は、一つの分野に特化する方が仕事を受注しやすいのでしょうか?(でも、時代が変わると需要も変化するので、常に新しい分野の開拓も必要かな
・・・)
さて、自分はどんなタイプなんでしょう?
上記でいうと、A実業家でもB職人でもなく、その中間かな。
得意分野というと・・・文章を書くこと?
自分の戦略については、はっきり決められない私です。
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