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わたしの#けんちく本棚 構造設計編
#けんちく本棚 企画、はじめは参加ゼロだったらどうしよう?と心配していたのですが、蓋をあけてみたら、特にTwitterで多くの投稿がありました! 本当にありがとうございます!
皆様の本棚、じっくり眺めて楽しんでいます。
見ているだけでなく、自分の本棚の本も紹介していこうと思います。
まずは、私の本業、構造設計の専門書からです。
1. 技術基準書
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構造設計の必須アイテム、建築学会や国交省の技術基準書です。
独立して初めての仕事が、壁式構造だったで、恥をかかないよう、慌ててWRC、RCの基準書をそろえました。
他の構造基準書もそろえないといけないのですが、まあまあ金額もするし、何年かごとに改定もあるので、買うタイミングを考えているところです。
2. 木造関係の技術書
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他の構造設計の方の本棚にも、ほとんど木造の本、入っていましたね!
今の時代の流れは、木造なんですよね。公共施設や、ちょっと大きめの施設でも、木造でできないか? と相談がきます。住宅の木造なら経験あるけど、大きめの施設はなかなか経験がなく·······なんとか勉強しようと思って買った本たちです。
鉄骨やコンクリートは、工業製品だから、強度はコントロールされて作られています。それに対して、木材は自然のものなので、ばらつきが出てきます。どのくらい余裕度をもって設計するべきか······木の性質も知らなければいけないし、いろいろと難しいです。
3. 金箱先生の本
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この本!『ディテールから考える構造デザイン』 構造関係者のほとんどの本棚に入っていましたね! みんなAmazonでおすすめされちゃったんでしょうか? 実際、とても勉強になる本です。
この本を読んで、アクロバティックな構造に見える、いろいろな有名建築も、突拍子もない難しい理論で建っているわけではなく、考え方の基本はみな同じだし、シンプルなのだと思いました。
その他、山浦先生の直感シリーズなども、愛読しています。
構造関係の方の本棚、他にも、構造家と呼ばれる伝説の人々の本が入っていましたね。木村俊彦や川口衛など。私も、そんな先生方の本も読んでエッセンスを理解したいなーと思っています。
ではでは、構造設計編はここまでです。
専門外の人には、ちょっとわかりにくい話だったかもしれません。