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《医薬×知的財産シリーズ》製薬業界の傾向
こんにちは!
最近、裏にある理由は人それぞれですが、私が医薬品業界についてああだこうだSNSに書いていたところ、
「おすすめの製薬会社ってありますか?」
というお話をいただくようになりました。
人間は考える生き物ですし、興味の持ち方や聞きたい目的は人によるので、これという回答はないです。
ただ、許認可の範囲によって傾向みたいなものはあるので、常識と法律の範囲内で記事にしようと思います。
化学がわからなくても理解できるような内容にしました。
noteの機能を使いなれていないことだけはご了承ください。
ごめんなさい。。
自社製品メイン vs OEMメイン
発明の権利化に携われるか否か、という視点もありますが、個人的には「スペシャリストかジェネラリストか」という視点もあると思います。
具体的な会社名を列挙することは控えますが、自社製品メインだと社内に研究開発部門があり、人間ができることには限界と個人差があるので、各社、強みがあります。
強みにどっぷり浸かってしまうと、扱っていない分類の医薬品まで目を向けている余裕がない場合もあり、薬剤師さんでない限り、
「内服薬の風邪薬しか知識がありません。」
みたいに、オールラウンダーからはちょっと遠くなる方がいます。
逆にOEMメインだと、いつどんな内容のお仕事を引き受けるかあらかじめ予測が立たないので、多岐にわたって勉強します。
また、扱っていない分類の医薬品についても「なぜ引き受けられないか」という視点が出てくるので、下手すると自社製品メインの会社さんよりもたくさん勉強します。
しかしOEMメインだと、製品のパッケージに会社名を書けない契約を委託者と結んでいるケースがかなりあるので、そこはちゃんと考えた方がいいかも知れません。
新薬 vs ジェネリック
どちらも「知的財産」の考え方は大切ですね。
新薬メーカーさんが、年数の計算を間違えたのか、後発品を参入させたくない目的で「権利が切れるー」と慌てふためいている、という話も、風のうわさで耳にしたことがあります。
新薬メーカーは、自社製品メインの企業が多い印象です。
*「新薬×OEMメイン」という企業も存在します。
一方でジェネリック医薬品を扱うメーカーは、「人手不足が解消されていない」という話を耳にすることが多いです。
*個人的な考えですが、医薬領域で現在ホットなのが「新薬 vs ジェネリック」ではなく「新製品(新薬)同士の戦い」であるからかなーと。。
大手企業 vs 中小企業
「大手だから環境が良い」、「中小だから環境が悪い」ということはないです。
大手企業なのに環境が悪かったり、逆に中小企業だけど恵まれている企業も存在します。
最後に
この記事、予告なしに作成したので、どんな方が見ているのかわかりませんが、あくまで「一個人のものの見方」にすぎません。
皆さん、それぞれ置かれている環境は異なりますし、人間なので、一つの物事に対して思うこと、考えることはそれぞれ異なります。
私自身の経験と、製薬関係にいるいろいろな人の話からまとめました。
何か一つの参考になれば、と思い、発信した次第です。