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手帳会議の季節⑤〜君が好きだと叫びたい〜

3年前の記事

を読んでみた。今やっていることと大差ないことに気づいてオノレの成長のなさに言葉を失っているところである。「スラムダンク」で三井が陵南戦途中で交代を余儀なくされて「なぜオレはあんな無駄な時間を……」と髪伸ばしてすさんでいた頃を悔やんで涙するシーンがオーバーラップする。バスケ的に言えば確かに無駄な時間だったかもしれない。三井がちゃらちゃら遊んでいた頃、翔陽の長谷川は誰よりも努力していたし、翔陽だけじゃない、陵南だって海南だって、強豪でなくてもどこの高校だって地道に走ったりダムダムしたりしていたのだから、いくら三井が才能に満ちあふれていても置いていかれるに決まっている。悔やんでも悔やみきれない。

しかし厳密に言えば「炎の男 三っちゃん」の旗を作って試合ごとに駆けつけてくれる、かけがえのない親友(ダチ)ができたのだから決して無駄な時間ではなかったのではないだろうか。堀田たちはきっとBリーグの三井を追いかけて日本全国旅をして、三井が日本代表に選出された日には大号泣するであろう。ディープスリーを難なく決めて、ちょっとくだびれた炎の男フラッグに向けて拳を突き上げて笑う三井をまた好きになる。君が好きだと叫びたい!

というように三井の2年間は100パー無駄だったとは言い切れないわけだが、わたしのこの3年間はまあ100パー無駄でしたねハハハ。そもそも三井はひざの故障に起因した挫折である。怪我さえなければスタンドに炎の男フラッグがないくらいで何の問題なく生き生きと中学MVPの実力を遺憾なく発揮していたに違いない。なのに思い描いていた輝かしい未来は無惨に砕け散ってしまった。絶望するのがフツーだし自暴自棄にもなる。

わたしは三井のように挫折したわけではない。オノレの怠惰な性格が原因で、ただただ漫然と日々流されて、疲れた疲れたと嘆くだけで理想もなく創意工夫もしなかった結果がこの有様である。まったく成長していない。安西先生でなくてもそう酷評するだろう。来年こそは!と毎年思う。いっそメモ程度でも構わないからとにかく日々の記録を残したい(切実)。ロルバーンミニでこと足りるのではないかと考えたこともあったのだが、書く文字が小さいとは言え矢印を入れてどんどん書き加える癖があるせいか、ある程度のスペースがわたしにはどうも必要らしかった。

いちばんしっくり来る書き方なのかもしれない。

先日ダイソーで買った手帳は300円(税抜)商品である。さすがは300円と100均的にはお高いだけあって、しっかりカバー付。日誌として使うのであれば家置き一択なので、ガサツなわたしと言えどそう乱雑には扱わないと思うのだけれど、手帳であれノートであれ基本カバーをつけたい派のわたしなのだった。セリアのバーチカル手帳がむき出しになってしまったことは本当に悲しく思う。おのれ物価高。

シンプル!

カバーの色はネイビーもあって、ネイビー好きなので迷いに迷ったけどホワイトをチョイス。ゴールドの文字でシンプルに「2025」のみでそこそこ高見えするような気がしないでもないが、あえて(よくよく見たらちょっとえっちな)スイーツシールをぺたり。

ウィークリーページは横罫と方眼。

記入を続けられるかわからないのでもう100均の手帳でいいや!とは思う。

これもダイソー。りんごシールをぺたり。

だが世の中にはステキな手帳がたくさんあって、どうしても目移りしてしまうのだった。ステキな手帳をステキに使いこなせたらステキな自分になれるのではないかといった幻想を抱き続けてしまうのだ。

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