銃弾をかわす夢をしばらく見ない。
せっかく夢を見たのに目が覚めた瞬間に忘れてしまうことが多いので、忘れる前にメモしておいた。キャベツ丸ごと1個とむき出しの抹茶ソフトは一体何を暗示しているのだろうか。
●nonnoの夢占い
によると、
・キャベツ
→体調管理に注意が必要
・アイスクリーム
→不規則な生活が原因で体調悪化が懸念される
ことごとく体調面を気遣われる暗示だった。温泉地にいちいち立ち寄っているとウワサの迷走台風10号のおかげで、地元はフェーン現象により全国1位の最高気温を叩き出し、たびたび申し上げているように暑さにめっぽう弱いわたしの体調は夢占いに「あかんで」言われるまでもなくあかんかった。
すっかりお年を召しただけのことはあって夢にまで心配される始末である。いやあ面目ない。若い頃はアクセルべったり踏んで八百屋に突っ込んだかと思ったら白昼の商店街で銃撃戦をおっぱじめるという、非常に血気さかんで物騒極まりない夢を見ていたのに。夢というものはたいてい唐突で奇妙キテレツだが、まず何故銃撃戦を余儀なくされたのかがさっぱりわからない。何をやらかせば銃撃戦に発展するのか。助手席で「(アクセルを)床まで踏み込め！」と叫んでいた相棒は誰だったのか。
そもそも普段絶対に無理な運転はしない、何かにつけて確認することにココロを砕くわたしが「踏み込め！」言われた程度でB'zの「Liar!Liar!」のようにアクセルべったり踏んで突っ込んじゃうこと自体おかしいのである。トルコの無課金おじさんレベルの射撃センスの持ち主であることもおかしいし、何より至近距離から撃たれているにもかかわらず銃弾をかわすことができるという、常軌を逸した反射神経の持ち主であることもおかしい。何から何までおかしいのに、これは夢に違いないといった真っ当な発想ができない。とにかく必死なのである。車がおしゃかになったので、銃をバンバン撃っては走り、物陰から飛び出して来た黒づくめの男を打点の高いドロップキックで撃退しては走り、飛んだりはねたりしては走る。心肺機能も追手を振り切る脚力も尽きることのない体力も全部おかしい。おかしすぎる。それでも夢とは一切疑わない。きっとみんなそうだと思っていたので、友人が夢だとわかると言ったときには驚きを隠せなかった。
それはそうと最近めっきりハードボイルドデンジャラスドリームを見ない。起きたときのヘトヘトぶりに耐えられそうにないからかもしれない。