手帳会議の季節①
10月はじまりの手帳ならぼちぼち販売される頃だと思われる。炎天下、不要不急の外出を避けてクーラーがんがん効かせた部屋で高校野球を観たり、アイス
を食べたりして熱中症対策も完璧(というのはまあウソなんだが)。
なんなら手帳会議でもおっぱじめるかと思い立った次第である。毎年のように会議を開催する程度には手帳が好きなわたしだが、実は1年間通して使いこなせた試しがないから不思議だ。思えばファイロファックスなどのお高いシステム手帳を携えて社内を闊歩したい人生だった。会議室で舌戦を繰り広げ、これみよがしにお高い手帳を開き、スワロフスキーがあしらわれたお高いボールペンで記入するなどしたい人生だった。しかしながら、まず立場的に会議に参加できるようなポジションではない非正規雇用である。泣けてくらあ!100均の2本セットのゲルインキボールペンとかがしっくり書きやすいのもうなずける。
職場では納期を出すために来年のカレンダーが必要なので、会議に参加しなくでも手帳は必須である。
セリアは毎年早めに来年の手帳を発売している気がする。このお花手帳はお花をながめることで癒しを得ることもできるすぐれものだとかたくなに信じているので毎年購入している。2冊なのは単に選べなかっただけだ。100均だし迷ったときはどっちも買っとけって話である。
月曜はじまりのマンスリーブロックに書き入れる予定は「何か気づいたことや改善したほうがいいと思うことなどありますか?」「特にありませーん」「別にないでーす」「わたしもないでーす」「以上で会議を終わります。ありがとうございました!」「ありがとうございましたー!」みたいな、これやる意味ある?と首をかしげたくなる月一の会議の日が何日なのかくらい。ファイロファックスの出る幕じゃない。
月曜はじまりか日曜はじまりか。友人がこだわりなく使えると言っていたので何度か試してみたのだが、わたしには日曜はじまりがまったくもって全然合わなかった。マンスリーブロックやウィークリーページのデザインがパーフェクトに好みだったとしても、カバーの色がうっとりするほど美しくても日曜はじまりだってだけでダメだった。向いてない。その点、このサンリオ手帳はばっちり月曜はじまりである。去年さんざん手帳会議をした挙句「もうこれでよくね?」となかばヤケになってセリアで買った。レッスンスケジュールと新刊の発売日、通院日と美容室の予約日とちょっとした日々のメモ程度の記入なら十分だと思ったので2025年の手帳も一応買っておいた。
手帳はこれからも何冊か購入するだろうと思う。しかしながら、山ほど持ってるロルバーンなどで手帳を自作できないものだろうかとも考えているのだった。
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