私にとって大切な感覚🌱
わたしには、とても大切な感覚がある。
以前自然豊かな場所で慌ただしく仕事をしていたとき。
オフの時間に、温泉に入っていると、自分の頭の中のゴチャゴチャしたことや、心の疲れのようなものが排出されて、癒されていくのがわかった。
だんだん湯けむりが生きているように観えてくるタイミングがあり、そこまで来ると感覚的にはオッケー、結構癒されたな?という実感があった。
海を観ていても同様に、しばらく眺めていると、だんだん考えごとが溶けてゆき、静かな感じが深まってくる。そうすると、波が生き物のように観えてくる。
きっと考えごとが多いわたしにとって、あの時間はすごく大切で、大事な感覚だった。
そして、街中でも似たことがあった。
すこし山が観える場所、公園の木々、池などがある場所で、しばらく静かに過ごす。居たいだけそこに居る。
そうすると、考えごとは溶けて、消える。
蚊取り線香の煙が生きてるように観える。
いつも触れているはずの猫の体が、いつもより氣持ちが良い手触りに感じる。ぴっとりとくっていてくるような。
ひとりでも味わい深いけれど、誰かとそんな時間を味わえることが、結構幸せだったりする。
いつか祖父と山の家で、静かにコーヒーを飲みながら過ごした朝のこと。
あんまり話さなくてもそんな時間を誰かと過ごせたことが、
わたしの人生において、とても幸せな時間だったことに違いない。
きっとこれからもそうだろう。
これからもそんな人生を希望する。
わたしはあの感覚が好きだから。