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大人、悲しみに暮れる

2019年の5月に妊娠が発覚し、それから2022年の今までわたしはよく頑張ってきたと思う。
もちろん周りの協力もあってのことだが、本当に頑張った。ということで、実は2ヶ月前から旅行を予約していた。憧れの星野リゾートである。自分への慰労と父ヒロスケや息子への日頃の感謝の気持ちであった。

そして2ヶ月後の今日、予約当日だが家にいる。
オミクロン株の流行と息子の保育園が休園になってしまったためキャンセルしたのだ。
もちろんキャンセル料も支払った。

この絶望感、どう例えたらいいかわからない。虚無である。
妊娠中に最愛の人から「堕ろせ」と言われた時に次いでの絶望感である。
涙が止まらないしイライラも止まらない。
せめて、近所のフレンチで家族で美味しい食事をしようと思ったらヒロスケが歯医者の予約を入れてしまった。
わたしは変更を要求したがダメらしい。

36歳、部屋に閉じこもってシクシクと泣いた。
「泣いても仕方がないんだから出てきなさい」とヒロスケに畳み掛けられたが、こういう時に正論を言われるとますます泣きたくなるものである。

ということで今日も涙が止まらない。気を紛らわすために文章を作ってみたものの、この絶望感はどうしたものか。

#エッセイ #未婚シングルマザー #備忘録

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