素人金融勉強家

 この文章は金融ど素人のnamiが、金融の事を、子供に向けて分かりやすく説明出来るようになりたいと、ただそれだけを思って書いている文章です。

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 もしも将来、君が経済やお金に興味が出たら、これを読んでほしい。

 僕は大人になるまで、経済やお金についてあまり知らなかったんだ。知らなくても生活ができたけど、これからの世の中はどうも違うらしい。君が大人になる頃、きっと必要な知識になる。だから、僕は経済やお金について、まとめてみたんだ。

 世界的に蔓延したコロナウイルスによって、各国の経済は停滞していたけれど、2022年頃、経済が徐々に再開された。各国でコロナで困っている人々への支援金があったこともあり、需要が急拡大し、物価が上がること(インフレ)が加速していった。アメリカでは、物価が上がりすぎないようにするために政策金利を上げ、日米の金利差が広がったことから、ドルに対する円の価格が下がった。

 さっぱり分からないって? そうだよね、知らない言葉ばかりで難しいよね。

 インフレとは物価が上がることで、物が高くなると、同じお金でも以前よりも少ない量しか買うことができない。だから人々はできるだけ早く買おうとすることがあり、それが競争を引き起こして、物価がさらに上昇してしまう。 

 このインフレに対応するため、アメリカは政策金利を上げた。金利とは、お金を借りたり貸したりする際の手数料のことで、金利が上がると、お金を借りる手数料が高くなるため、人々は買い物を控えたりすることがあるからだ。そうして物価の上昇を抑えようとしたんだね。

 また、円ではなくドルに交換して貯金すると、銀行が利息として金利分多く払ってくれる。ドルの方がお得だから、円をドルに替える人が増える。円が欲しい人が減り、ドルが欲しい人が増えたことが、価格に反映されたというわけさ。

 でも僕には不思議でならなかった。

 アメリカの物価が上がると言うことは、物価に対してドルの価値が下がったということ。同時に円安が進行したということは、ドルに対して円の価値が更に下がったことになる。けれど日本ではアメリカのように、あまり物価が上がっていない。日本がアメリカ以上の物価上昇になってもおかしくないはずなのに。

 経済はとても複雑で、上手く説明することも、理解することも、予想することも難しい。ニュースでは全く正反対の意見を持った経済評論家たちが、互いの意見を主張している。

 でも、なんだかとても面白いと感じたし、自分が生きている世界の一面に触れたような気がしたんだ。そして、なんだか理解できない謎のようなものについて、素人なりに知りたい、理解したいと思ったんだ。

 ここで書いたことに、もしかしたら間違いがあるかもしれない。いや、きっとあると思う。でも仮に間違えていたとしても文章に残したい。この文章はそういうものだ。


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