家族って何?vol.4 〜決心〜
ある日の日曜日昼間に祖父から呼び出された。
その時言われたのは、
草刈をしていない
→草刈については全員仕事で朝から晩まで働き休みもない生活。時間を見つけてやっているが追いつかなかった。雨も多くてタイミングが合わなかった。
この家はもう管理会社に任せて管理してもらうから
→管理会社に任せてもいいが祖父の荷物、叔母の荷物もまだこの家に残ってるんですけど。。
それ、勝手に捨てますけどいいんですか?
今年の固定資産税も払わないでタダで済んでるのと一緒だ
→私は毎月家にお金を入れている。(姉は入れてないけど)
固定資産税がいくらかなんて知らないし、今年の分を払っていないなんて初耳だった。しかもそれを孫(次女)にたかるのか?
腹たったんで自分の口座から10万円出した。
20歳そこそで独身で固定資産税出す日が来るとは思わなかった。
と一方的に言われ続けた。
最後に祖父が私に放った言葉それは
「親が親なら子も子だな」
閑静な住宅街。
私と祖父の声だけが響き渡っていた。
世間体だけしか気にしない祖父が昔から馴染みのあるご近所さんが住んでいる家の近くでこんな言葉を発すると思わなかった。
私はあまりにもショックで怒りに満ち溢れた。
そんな感情の中精一杯発した言葉が
「その親を育てたのは自分でしょ」
こんな言葉を発する日が来ると思わなかった。
私はこの日を境に自分が今まで家族という見えない形に縛られていたことがわかった。
私はこの日決めた。
この家を整理し、家族も崩壊してしまえばいい。いや崩壊させると。