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書くこと読むこと聴くこと観ること作ること

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最近の記事

長い付き合いだからなぁ...

私は子どもの頃から、両手の親指の爪のすぐ横の皮を剥いてしまう癖がある。 あと、口の中の横の肉(ほっぺの裏)の同じところを噛む癖もあった。 中学生くらいに、指の皮は両中指も対象になっていた。 保育園の発表会の途中(演技しながら)親指の皮を剥いでいて、血が出て、先生に絆創膏を貼ってもらいながらエンディングを迎えるとか... 社会人になっても会議中とか... 恐らく、ストレスを感じた時に皮を剥いだり、口の中を噛んだりするんだろうな~と、なんとなく高校生くらいから気づいていた。

    • あの日から変わったこと

      2011年3月11日 私は髄膜炎で入院していた。 2月の終わり頃、頭痛が何日も続いていた。 元々、偏頭痛持ちなので市販の痛み止めを飲んでいたけど効かず、仕事もままならない。 心配した母が隣に寝てくれたが、痛みから寝ている間私は唸っていたらしい。 そして、深夜嘔吐してしまい救急のある病院へ。 意識が朦朧とし、気持ち悪い。 そのまま入院になった。 通常だとバイ菌?が0〜10くらいしかいない骨髄?の中に100くらいバイ菌がいて脳が膨れていたらしい。点滴を2種類くらいと飲み薬で治

      • 人生のフェーズ2

        私は20歳まで自分はAB型だと思って生きてきた。 正しく言えば、生まれた病院が血液検査をしてくれなかったので、20歳に職場の健康診断で調べるまで知らなかったのだ。 本当の血液型はA型のRH+という日本で1番多いごくごく平凡な血液型だったのだが… まぁ、そもそも「血液型と性格なんて科学的な根拠はないからね」というと、また「そこがAB型っぽい」と言われていたのだけれど、どこか変わっていると周りから指摘され、「=AB型」という単純な思考回路をなぜ信じていたのか、今となっては逆に

        • 隣の芝生は

          爆発したのは、高校2年生の冬 始まりは、中学3年生くらい 私にはどうしても越えられない壁みたいな友だちがいた。 私には小さい頃からなんとなくこうでありたいみたいな理想の自分像があった。 元気で明るくて真っ直ぐで、誰にも優しくて気を使える子 そんな子が現れた 中学2年生から3年生はクラス替えがなく同じクラスメイト なにがきっかけが忘れてしまったけれど、突然その子と仲良くなった。 というか、仲良くなるのに時間はかからなかった。 一緒にいるととっても楽しい。 誰にも言えなか

          まだまだ私の街とは言えないけれど

          私の住んでる街は山手線の駅の一つだ。 なのにほとんど知られていない。 初めての一人暮らしに私はその街を選んだ。 「どこに住んでるの?」と聞かれたら、結構自慢げに答えていた。 しかし、聞いてきた人の頭の上にはクエスチョンマークが浮かんできて、95%くらいの確率で「どこ?何線?」と聞き返される。 最初は「山手だよ!」と答えていたのが、最近では「一応、山手…」と控えめに答えるように空気を読んだ。 「ふ〜ん、そんな駅あるんだぁ…」なんて言われて…悔しくないのか!と心の中で

          まだまだ私の街とは言えないけれど

          「アルミホイル」「痛い」

          「アルミホイル」と紙に書いて、そこから線を引いて「痛い」という言葉を繋げた。 だって、アルミホイルは噛んだら銀歯とカチンとなって、歯がとっても痛いから。 それを褒められた。 音響の専門学校での授業中のことだ。 なんという授業だったかは忘れてしまったけれども、グレーの髪で四角い眼鏡をかけ、ちょっと肌が黒い、まるで「みのもんた」みたいな先生だった。 自分の中に眠っている想像力だかイメージだかを呼び起こすための授業でその課題は出された。 最初はマジカルバナナみたいに「〇〇といった

          「アルミホイル」「痛い」