乃木坂46・和田まあやが唯一無二の“おバカ”になれた、たった1つの理由
今回は少し趣向を変えて、自分の活動とは別の話をしようと思います。
僕は乃木坂46というアイドルグループが好きで、彼女たちがデビュー目前という時期からリアルタイムでグループの成長を目の当たりにしてきました。
デビュー以来、ライブや握手会にも参加してきましたが、その中でも僕が初めて握手したメンバーが「和田まあや」という子でした。
正直に言うといわゆる“推しメン”というやつではないのですが、やはり乃木坂メンバーの中でも自分なりに思い入れのある1人であることは間違いありません。
そして本日、4月23日は和田まあやさんの誕生日。
というわけで、今回はその和田まあやさんに関する記事です。
※ここからはいちファンとして敬称略で書かせていただきますがご容赦ください。
和田まあやについて
彼女は乃木坂46の1期生で、地元の広島から上京し、齋藤飛鳥とともに結成時の最年少メンバーとしてグループに加入しました。
シングル表題曲を歌うことができる選抜メンバーとしての経験は多くありませんが、無垢で天真爛漫な性格から“愛されまあや”という愛称でファンやメンバー、スタッフなど立場関係なく多くの人に親しまれてきました。
そして、ついにある時期からはクイズ企画などでの想像のナナメ上を行く発言で注目を集めるようになり、今ではグループ内でも屈指の“おバカキャラ”として唯一無二のポジションを確立しています。
まあやとまあや以外
実は歴代の乃木坂メンバーを振り返ってみると、おバカキャラの素質を持ったメンバーは少なくありませんでした。
特に1期生では畠中清羅(2015年卒業)、2期生では相楽伊織(2018年卒業)、3期生にも中村麗乃という不思議ちゃん気質の子がいます。
3人ともクイズ企画ではまあやと名(迷)勝負を繰り広げた逸材たちで、中村麗乃に至ってはまあやを破って(破れて?)おバカNo.1の座に輝いています。
しかし、どれだけ珍回答やおもしろコメントを残してもまあや以外の誰かがおバカキャラとして認知度を上げることはありませんでした。
では、まあやとまあや以外で何が違ったのか?
僕は、その差はたった1つのポイントにあったと考えています。
“おバカ”を個性と思えたかどうか
これだけです。
クイズでまあやに負けて、おバカNo.1と言われた中村麗乃はその場で泣いてしまいました。
畠中は、実はまあやよりも先におバカキャラとしての素質を見せていましたが時折「バカって言われたくない」というような発言をしていたことでキャラとしては中途半端に終わってしまいましたし、伊織もビジュアルと中身のギャップがスゴく面白い子なんですが本人の気持ちはバラエティーよりもモデル志向だったと思います。
しかし、まあやだけはバカと呼ばれることを受け入れ、積極的に武器にしていきました。
そしてそれが結果に結び付いています。
一見マイナスに思えることでも、それが抜きん出ているなら強烈な個性になるということを身をもって証明してくれていますよね。
特にここ数年はお笑い芸人さんとの絡みもメキメキ面白くなってきて、気付けばグループ内でもトップクラスのバラエティー能力を身に付けていました。
番組の企画やトークの流れの中で発掘されたキャラクターも最終的に本人が飲み込まなければ個性として定着しないということですね。
特に“バカ”みたいに良くないイメージの言葉は信頼のおける共演者だけならまだいいですが、テレビで放送されると握手会でもそういう話題が多くなりますし、街を歩いてるだけでイジられる可能性もありますから嫌になる気持ちはよくわかります。
おバカキャラを全うするのもいろんな意味で楽じゃないはずですが、それを受け入れて今があることからも彼女が“愛されまあや”である理由を感じることができると思います。
愛されまあや
まあやと他のメンバーの関係を見ていて面白いなと感じることがあります。
例えば、メンバー内でのアンケート企画で「おバカなメンバーといえば?」みたいな質問があったとします。
こういうとき、メンバーからは意外とまあやの名前が挙がらないんです。
メンバー曰く、「まあやは学校の勉強ができないだけ」なんだそう。
たしかに空いた時間を利用してちょっとした資格を取ってたり、ライブのリハーサルでは率先してまとめ役に回っていたり、おバカキャラというと軽いイメージを持たれやすいかもしれませんがメンバー間では“やることはやる”という信頼感があるようです。
これもやはり彼女が“愛されまあや”である理由でしょう。
選抜経験こそ少ないですが、共演した芸人さんたちはみんな彼女を好きになりますし、結成時からグループを見守っているバナナマンの設楽さんからも「まあやはどこに出しても恥ずかしくない」という言葉が出ているように独自の路線を歩んでいる彼女の姿を見ていると“選抜だけが全てじゃない”という言葉にも説得力を感じてしまいます。
素人の僕から見ても彼女のフリートークでの打率の高さは天然なだけじゃなく、狙って打ちにいった上での結果なのがスゴいなと思います。(しかもワザとらしくない!)
自らの手で生きる道を切り拓いた彼女がこの先どんな風に歩んでいくのか、まだまだ和田まあやから目が離せません。