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【2024年度】サマースクールDay1の様子をお届けします|北欧デンマーク流の探究学習を学び・実践する「なめりかわ未来学校(サマースクール)」

「対話×体験」で探究力を育むデンマーク流の学習を、異年齢で実践するサマースクール「なめりかわ未来学校」。

開講2年目となる2024年の「なめりかわ未来学校」は7月30日〜8月2日の4日間で開催されたサマースクールに加え、2か月後には「子どもサミット」での発表もありました。プログラムの様子を全6回にわたってお届けします。

今回は、サマースクールDay1の様子をなめりかわ未来学校協議会の一員である株式会社プロジェクトデザインのインターン生、杉山がご紹介します。

なめりかわ未来学校 Day1

いよいよ始まる「なめりかわ未来学校」。Day1は、7月30日に滑川市役所に集合しました。

この日の参加者は小学生16名、中学生3名、高校生3名、大学生・大学院生4名、滑川市地域おこし協力隊2名の計28名です。

Day1は4日間のサマースクールを過ごす上で大切にしたい考え方や向き合い方について学びました。また、参加者それぞれが宿題として考えてきた “こころざし” の共有、そして今後のアイデアの重要な要素となるフィールドワークなど、いろいろな人の価値観に触れる時間にもなりました。

参加者が集まる前の会場の様子
ぞくぞくと参加者が集まってきました!

イントロダクション・チェックイン

まずは10日前に行われた、なめりかわ未来学校のオリエンテーションの様子を振り返り、Day1の流れを確認しました。

問いかけに勢いよく答える様子

その後、椅子から立ち上がり、後ろで円形を作りチェックインを行いました。

4日間を共にするなめりかわ未来学校のメンバーと顔を合わせ、参加者全員で心を一つにしました。写真から「おぉー!」という声がいまにも聞こえてきそうですね。

勢いよく手を突き出し、気持ちを一つに

ビジュアル言語

最初のワークは「ビジュアル言語」と呼ばれる表現方法について学びます。株式会社Laere(レア)の佐々木さん(なめりかわ未来学校では、ニックネーム・まなみさん)が担当しました。

ビジュアル言語とは、文字情報と図やイラストなどのグラフィック情報を組み合わせて思考や情報を伝達するものを指します。

同じ言葉を聞いても人によってイメージするものが違うため、頭の中を「絵の言葉」を使い具体的に見せることで、気づきやアイデアをより周囲に共有することができる効果があるようです。

人の感情や表情にもさまざまな表現方法があることを紹介
参加者一人ひとりに配布されたキャンバスや付箋、マジックなど

絵の描き方を教わった後は、実際にキャンバスを用いてビジュアル言語を練習する時間を取りました。

お題になったものを夢中で描き進めていますね。最後には宿題となっていた「滑川市を○○なまちにします!」という自分の “こころざし” を絵で表現しました。

キャンバスいっぱいに想像力が広がっています

キャンバスに描き終えた後は、グループごとに分かれて自分の “こころざし” を共有する時間です。

「わたしのこころざしは、滑川を◯◯なまちにすることです、その理由は…」

この形式で、ビジュアル言語で表現した各自の “こころざし” を伝え合いました。

一見簡単なようで実は難しい「自分の思いを誰かに届ける」という経験をした彼・彼女らは、清々しい表情をしていました!

グループワークを終え、笑顔が溢れている様子

ランチタイム

午前中の予定が終わり、待ちに待ったお昼ご飯の時間です。

この日は市役所東別館2階にある食堂(たつおさん)のお弁当とご飯、お味噌汁が用意されました。お腹をいっぱいにして、午後の予定に備えます!

おいしいお弁当にテンションが上がります!

フィールドワーク

お昼ご飯を食べ終わると、参加者全員でなめりかわ未来学校Tシャツに着替え、いよいよフィールドワークの時間です。フィールドワークは全5つのコースが用意され、各自が行きたいコースの希望を出しました。

事務局は希望に沿ったチーム分けに大忙し! 参加者はどのフィールドワーク先になるかドキドキです。

【5つのテーマとフィールドワーク先】
① 滑川のもつポテンシャル(底力):
 (株)笑農和(えのわ)、富山県官民連携推進室
② ホタルイカのひみつ:
 (有)カネツル砂子商店、ほたるいかミュージアム
③ 人の力の可能性:
 (株)ホシナパック、(株)プロジェクトデザイン
④ 滑川の水のひみつ:(株)WAVE、(株)スギノマシン
⑤ 滑川をもっと元気に:(一社)ばいにゃこ村、滑川市長

チーム分けが完了し、聞きたい質問をチームごとに考えて、いざ出発です!

チーム分けの様子
グループごとにフィールドワークの準備中!

フィールドワーク先では、参加者が主体となってインタビューを行います。

事前に準備してきた質問に加え、話の中で出てきた疑問を問う場面も見受けられ、非常に充実した時間となりました。

印象的だったのは、参加者側から積極的に質問を行っている姿や、お話の内容を聞き漏らさないように必死にメモを取る姿です。

普段の生活では経験できない時間を過ごしているので、一瞬たりとも無駄にしないように取り組んでいる様子がとても輝いていました。

フィールドワーク先の様子
(左:滑川市長、右:スギノマシン(場所は市役所))
力強く皆さんの “こころざし” について語ってくださいました
(左:ほたるいかミュージアム、右:ばいにゃこ村)

チェックアウト

フィールドワークから帰ってきた後は、Day1の最後として全員でチェックアウトをしました。テーマは「今日おもしろいと思ったこと」です。

朝(チェックイン時)は若干緊張の面持ちもありましたが、チェックアウトでは一日の取り組みを通じて緊張も解け、和気あいあいとした雰囲気でした。サマースクール初日を終え、疲れた表情も見えましたが、「明日以降も楽しみ!」という声を多く聞けたのが嬉しかったです。

チェックアウトの様子

Day1は自らの考えを相手に伝える手法を学び、多くの人の考え方や価値観に触れる時間となりました。

自分以外の人がどんな考え方をしているのかを知れたことは、今後の活動に必ず活きてくると思います!

「なめりかわ未来学校」のプログラム内容

「なめりかわ未来学校」のプログラムは以下の通りです。

ご案内

次回の記事では、サマースクールDay2の様子についてお届けします!

次回もお楽しみに!

テキスト:なめりかわ未来学校協議会/
     株式会社プロジェクトデザイン 杉山貴哉
写真  :野見山明子

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