仙侠というのは中国語圏のネット小説の1ジャンルであり、中華風ファンタジーをイメージしていただければわかりやすいかと思います。中華版ハリー・ポッターという例えを見かけたことがありますけど、だいたいそんな感じです。 BLに限らず、男性向け女性向け一般向けなど様々な作品が作られておりますが、BL以外はだいたい超がつく長編(数千万字のものもざらにある)になることが多いので、俺ツエー系のようにたまに読みたくなりますけど、なかなか最後まで読めません。対してBL作品はだいたい50万字以下
まず炉鼎(せいどれい)と双修(せくろす)の概念は、以下の通りになります。(用語まとめより引用) 双修【双修】二人の修真者が体を繋げることで霊力を二人の体で循環させる修行法。強い方が持つ純度の高い霊力を弱い方の体の中で循環させることで、相手の経脈を広げ、霊力の精製を助けると同時に、自身の霊力をも高める事ができる。 炉鼎【炉鼎】修真者と体を繋げることで相手の修行を助ける性奴隷。双修とは違い、二人の間で高められた霊力は主人側が吸い尽くしてしまうため、炉鼎にとっては有害無益なやり
仙侠作品でよく見る関連用語をまとめてみました。 作品によって呼称が変わることも多いので、お気をつけください。 ※【】内は日本の漢字に直しただけで、訳語ではありません。 修真者【修真者】特殊な方法に従って体内のエネルギー(霊力)を強め、常人離れした力を身に付け、飛昇して仙人になることを目的に修練を積む者たち。修士、修仙者、修者ともいう。 飞升【飛昇】その世界の軛から自由になり、別のより高次と思われる世界に入る=仙人になること。踏破虚空ともいう。 灵气【霊気】修真者の修行に
何度か触れてきましたが、修真者というものは冒険者と同じで、死亡率の高いジョブです。また最終目標が飛昇して不老不死になることである以上、生き抜くことは何よりも大事です。 しかし、残念なことに修行というものはただ座って霊力を循環させているだけで済むものではありません。そういう実践を必要としない桁外れな天才も存在するかもしれませんが、それではドラマになりませんので、ひとまず除外して、一般的な修真者の生存戦略について説明しようと思います。 この記事が分かりにくいと感じた場合は過去
極論すれば、霊気のある世界に生まれた人間が修真者になるために必要なものは資質と功法だけです。 資質は修真者になるための前提条件であり、功法はその手引書のようなものです。 資質は基本生まれつきで、後天的に獲得したり、強くすることはほぼ不可能に近い。可能だったとしても大変な対価が必要になる場合が多いです。多くの作品の中で資質は霊根の有無とランクによって表されます。霊根とは、人の体内にある、霊気の転換器のようなものです。よって、霊根を持たないものは体外に存在する霊気を、体内に取
オタクであれば、画面の向こうに行ってみたいと誰もが思ったことがあると思います。 かくいうわたしも、肉体の軛を打ち壊し、仮想世界に降り立ちたいと常に思っております。 わたしが仙侠小説の世界観に傾倒しているのも、彼ら修真者と同じ夢を見ているからだかもしれません。 まあ、オカルトの話はさておき、科学の世界でも同じようなアプローチがなされております。VRもその1つです。 VRについては、VR専門のゲーム会社MyDearestさんが分かりやすく漫画にまとめてくれましたので、そち
今回は門派について少し詳しく説明いたします。 前回の話もそうですが、設定や呼称などは作品によってだいぶ違いますので、私の説明で大体のイメージをお持ちいただければよいかと思います。 まず修真門派というのは、修真者を育てるための門派です。大枠は武侠作品などに出てくる、少林寺や武当派といったいわゆる武林門派とだいたい同じです。例えが分かりにくいかもしれませんが、後で詳しく説明しますので、ここは読み流してください。武侠も美味しいものです。 なにか凄いことを成し遂げたす