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23,03,10。ダニッチの怪。

結局週末金曜日まで春を通り越したかのような陽気は継続。

「朝からぐずついた天気に」と予報されていた都内も雨は降る事無く、今日のnoteを書いている現時点で日当たりの良い自宅の室内温度は30℃近くまで上昇。換気ついでに窓を開け放っても全く寒さは感じません。

そんな今日のネタは発売日に到着するようamazon様にて予約注文を入れておいた久々の紙媒体コミックの話。

ラブクラフト作品を次々にコミカライズされている田辺剛氏の「ダニッチの怪」1巻2巻が到着し、作業が早めに完了した時恒例の小一時間ほどのお昼寝タイムに1巻を読了しましたが相変わらずラブクラフト作品の世界観を損う事無い素晴らしいコミカライズでした。

「狂気の山脈にて」「インスマスの影」に続き本作「ダニッチの怪」とラブクラフト作品の代表的な中長編を制覇し、既にいくつかの作品をコミカライズ済みである事を考えると残るコミカライズ向きな知名度の高い長中編は「チャールズ・ウォードの怪奇な事件」や「死体蘇生者ハーバード・ウエスト」などでしょうか。

既に海外のラブクラフト愛好家からの評価も高い田辺氏によるコミカライズで残る作品達がどのような形で描かれるのかが楽しみですが、氏の単行本は比較的安定したペースで発表されている事からいささか気の早い次回作への自分の予想が当たるか外れるかを確認できる日もさほど遠くはないのではと思われます。

明日からの週末連休時の夜更かしの友として購入したにもかかわらず、うっかり1巻を読破してしまった本作。個人的で下世話な感想としてはラヴィニアが案外美人に描かれており「これなら僕もイケるよ!」だったのが意外でしたが続巻で描かれる事になるであろう(単行本で一気に楽しみたいので連載誌はあえて未読にしています)怪の根幹を成すモノがどのような姿を現すのか楽しみです。

これからも田辺氏の活躍に期待し新作が出ると聞けば紙媒体で我が本棚にお迎えし続けようと誓う金曜日なのでありました。



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