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22,09,03。kindleで餓狼伝に再ハマり。
パッとしない天候が予想されていましたが、思いの外お日様が出て穏やかな土曜日です。
午前中に妻のお供で最近お気に入りとなっている近所のベーカリーへ。ついでに夕食の食材の買い出しも済ませておいたのであとは特にやるべき事のないのんびりとした休日を満喫しています。
この所就寝前の読書タイム時、紙ベースの本よりもkindleを使う事が多くなっています。照度を低めに設定したkindleを明かりを落とした部屋で読むほうが目に優しい気がしますし、厚めの本を手でキープするより軽いkindleを読むほうが指が疲れません。
もともと転居に伴いほとんど処分してしまった文庫本をDLすべく購入したkindle故、ラヴクラフト全集から集め始めたのですが、最近立て続けにDLしているのは夢枕獏氏の「餓狼伝」です。
マジで眠くなってから床に入るので硬い文章の続くラヴクラフトだと数ページで瞼が重くなるのですが、餓狼伝だとつい一気に一巻分を最後まで読んでしまったりするので夜更かしに拍車がかかります。
餓狼伝~新餓狼伝に至るまでリアルタイムで愛読していた為、既刊分は既読なのですが現在kindleにDLした1~10巻の餓狼伝相当分は目を通すのが久しぶりな事も有ってかなり新鮮な気分で読み進められています。
もともと第一次UWFの旗揚げ時代に作者の夢枕獏氏が道場で藤原喜明から聞いたキックボクサーが道場破りに来た時のエピソードからヒントを得て始まった餓狼伝。その為、初期のストーリーは正に総合格闘技の黎明期をほうふつとさせるストーリーとなっており、リアリティたっぷりの格闘描写に懐かしさも加わってつい先へ先へと引き込まれてしまいます。
9巻あたりから総合格闘技というジャンルの完成と柔術の隆盛が加わり現在の格闘技界の状況に近くなるのですが、10巻でのストーリー的に大きなトピックとなる主人公の敗北&迷走と共に伝説の古流武術が絡む13巻以降の「新餓狼伝」へと続く事になります。
新餓狼伝になっても胸アツなエピソードは満載ではあるのですが徐々にファンタジー成分が増してくる事と読んでからあまり日が経っていない事も有って連続読破には一息入れようかななどとも考えています。
とりあえず先ほどDLした12巻を今夜読んだら再びラヴクラフトに戻ろうと思っているのですが…たぶん数ページ読むと寝ちゃうのでしょう(笑)