20,05,12。家庭用ゲームの思い出⑨
いまだ記憶に残るほどハマったファイヤーエンブレム暗黒竜と光の剣ですが、実をいうとファーストプレイで一度投げ出しています。
先の展開を知らぬまま戦闘と育成を繰り返したことでユニット編成がかなり歪になった上に攻略本を見ずにプレイしていた所為もあって特定のアイテムが未入手だったり上級職へのクラスチェンジが未実行だったりで、とうとう終盤のマップで「詰んだ」状態になってしまいました。
おまけに当時は大物ソフトの発売が密集していた事もあり、確かマップ20位で進行を断念してファイナルファンタジー3に逃避してしまった記憶があります。
とりあえず安心して死ねるファイナルファンタジーに「やっぱりある程度の安心感って必要だよな…」と思いつつプレイしていた所、ラストダンジョンのとんでもないハードさに絶句して「ファイナルファンタジーよお前もか…」と思った事をいまだによく覚えています。
地道なレベルUPで何とかファイナルファンタジー3を攻略後「やはりファイヤーエンブレムも終わらせねばならぬ」と思いイチからスタートする事に。
シナリオを味わい尽くしたうえでの攻略を求めたため不本意ながら攻略本を参考にゲームを進める事にしました。
自分が参考にした攻略本は今でも「あの本は何だったのか?」と思うほど地味な一冊でした。
当時数多く出ていた攻略本に比べるといわゆる版権イラスト的な物は皆無ですべてのイラストやマップ解説が手書きっぽい上にカラーページも無いという同人誌的な一冊でしたが「ファイヤーエンブレムタクティクス」のタイトル通り戦略に的を絞った構成になっており、この本が無かったらもしかしたらこのゲームはクリアできなかったかもしれません。
いかに戦略的にガイドしてくれる本を参考にゲームを進めても思わぬ不慮の死やミスによるリセットはありましたが無事エンディングを迎える事ができました。戦力的に考え抜かれたと思われる当攻略本でもラストマップに関してはバグ技(アイテムで竜に変身する幼女を特定のアイテムで強さカンストにする)推奨になっていたのには妙に納得させられましたが(笑)
攻略本と言うドーピングで無事堪能する事が出来たファイヤーエンブレム暗黒竜と光の剣でしたが、当時すでにファミコンのゲーム機としてのパワーには限界が来ていました。
自分がファイヤーエンブレム暗黒竜と光の剣をプレイしていた1990年末には後継機「スーパーファミコン」満を持して発売され、家庭用ゲーム機の歴史に名を遺す事になるのですがスーパーファミコン期を書く前にどうしても触れなければいけないゲーム機があります。
最近TV番組「しくじり先生」においてカズレーザー氏による秀逸なレビューでそのしくじりぶりを紹介された「メガドライブ」についてです。