「私は不幸だ」と感じるあなたが幸福になる方法
こんにちは、易者の高橋南北です。
今日は、不幸な私が幸福になる方法というお話をしたいと思います。
幸福と不幸は、やっぱり世の中の大きなテーマですよね。この現代社会では、不幸を感じやすい人が多いのかもしれません。
物質的に豊かになっても、心が満たされないと感じる人が増えています。哲学者のユングは、100年以上前に、物質的に豊かな社会になると、精神を病むと言っていました。
今日は、この幸福と不幸について、少し考えてみたいと思います。
幸福とはなんなのか
幸福というのは、どういうことでしょうか。
昔の人は、心に災いがない状態のことを幸福と言ったそうです。
つまり、幸福というのは、環境ではなくて、心の状態を表す言葉なんですね。心の中に災いがないような状況が、幸福であるということです。
逆に、不幸というのは、心の中に災いがあるような状況のことですね。
でも、この災いというのも、二つの種類があります。
一つは人災と呼ばれるもので、自分で墓穴を掘るような状況です。
自分が原因で起こす災いが人災ですね。
もう一つは天災と呼ばれるもので、避けられないものです。
地震や津波などの自然災害が天災ですね。このような人災や天災が心に積もっていくと、不幸に感じますね。
幸福になるにはどうすればいいのか
では、幸福になる方法としては、どうすればいいでしょうか。
一つの方法は、心の状況を変えていくことですね。
心に災いがある状況から、心に災いがない状況に変えていくことです。
でも、それだけでは足りません。環境も変えていく必要がありますね。
例えば、心だけ変えても、悪い環境に置かれたら、また心が悪くなりますからね。自分の置かれている環境を変えていく意志と行動も大事ですね。
そしてもう一つの方法は、心を満足させることですね。心を充足させることです。
でも、私たちが心を満足させる方法も二つあります。
一つ目は物質的満足で、食べたり飲んだり買ったりすることで満足しますね。外から入ってくるもので満足しますね。
それとは反対に精神的満足というものがあります。これは自分で作り出すもので満足しますね。
例えば山を見て感動したり詩を読んで感動したりすることで満足しますね。内から出てくるもので満足しますね。
ドイツの哲学者ショーペンハウアーは、この二つの満足について面白い話をしています。
若いうちには、物質的満足で幸福を感じることができますが、年を取ると物質的満足では幸福を感じられなくなります。体力や欲望が衰えていくと、物では満足できなくなるんですね。
でも、そのときに精神的満足を感じられる方法を知らないと、人間は必ず精神を病みます。精神的満足を感じられる方法を知っている人は、年を取っても幸福になれます。
精神的満足を感じられる方法を知らない人は、年を取ると不幸になります。
私は、この話にとても共感します。
私も若いころは、物質的満足で幸福を感じていましたが、年を取ってからは、精神的満足の方が大事だと感じるようになりました。
物質的満足は一時的で、すぐに飽きてしまいます。精神的満足は永続的で、深く心に響きます。物質的満足は他者や他律に依存しています。
精神的満足は自分や自律に依存しています。物質的満足は競争や比較によって減少します。精神的満足は共感や共有によって増加します。
私は、不幸な私が幸福になる方法として、心の満足に目を向けることをお勧めします。心の充足に目を向けることです。
特に精神的満足に目を向けることです。物質的満足は必要最低限でいいと思います。物質的満足に執着しないことです。
精神的満足を追求することです。精神的満足に感謝することです。そうすれば、たとえ今不幸な状況にいたとしても幸福になれることは間違いありません。
それで言うと以前話題になっていたビッグモーターという中古車販売会社の不正事件について。
あの会社は、年商七千億円もある大企業なのに、車の走行距離を改ざんしたり、事故歴を隠したり、ゴルフボールでボディを叩いて凹みを直したりという、信じられないようなことをやっていたんですよね。
しかも、社長は謝罪会見で、自分の責任を認めずに、従業員のせいにしていました。こんな人がトップにいるから、会社全体が腐ってしまうんだと思います。
私は、この事件を見ていて、物質的な満足ばかり求める現代社会の病理だと感じました。お金や地位や名声を得るために、人を騙したり裏切ったりする人が増えています。
そうすると、人と人との信頼や繋がりが失われてしまい、国家も弱体化してしまいます。私たちは、物質的な満足から精神的な満足に切り替えていく必要があると思います。
精神的な満足とは何でしょうか?それは、自分の本当の幸せを見つけることだと私は考えます。
私は以前、ホームレスの生活をしていたことがあります。その時は、毎日が辛くて苦しくて、生きる意味も見出せませんでした。
でもある日、仕事を紹介してくれる人に出会って、少しずつお金を稼ぐことができました。そして、屋根のある家に住むことができたんです。
その時の感動は今でも忘れられません。畳の上で眠ることができるだけで、こんなに幸せなことはないと思いました。それから私は、環境が良くなっても悪くなっても、自分の心の持ち方次第で幸せになれると気づきました。
幸せや不幸は環境ではなく心で決まるということです。だから私たちは、まず自分の心を変えていくことが大切だと思います。
どんなにつらい状況でも、「私は今幸せだ」と言ってみたり、「私は今幸せだ」と笑ってみたり、「私は今幸せだ」と行動してみたりすることです。すると不思議なことに、自分の周りの環境も変わってきます。私もそうやって自分の人生を変えてきました。
以上で不幸な私が幸福になる方法についてお話ししました。
皆さんも是非試してみてくださいね。
そしてもっと詳しく知りたい方は、2023年9月23日に大阪で開催される海運出版のセミナーに参加してください。
私もそこでお会いできるのを楽しみにしています。
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