ロジカル思考、デザイン思考、アート思考
今日は『創造性を生み出すアート思考 入門』という
オンライン講座を受講しました。
講座の中で、
ロジカル思考、デザイン思考、アート思考の違いを、
時代の変遷とともに説明してもらいました。
ロジカル思考とは何か?
ロジカル思考とは、
「モノ」の所有によって、
豊かさが定義されていた時代の思考法です。
この時代は、
生産性や効率性が重視され、
モノを量産することが正解でした。
デザイン思考とは何か?
デザイン思考とは、
「モノ+体験、趣味」=「コト」によって、
豊かさが定義されていた時代の思考法です。
この時代は、
ユーザー視点や共感性が重視され、
多様なニーズに答えて、差別化をはかることが正解でした。
しかし、ロジカル思考とデザイン思考の限界が見えてきたのが、
今の時代です。
画一的なモノの大量生産は、もはや必要ありません。
テレビでも自動車でもいいのですが、
大量に生産したところで、もはやそんなに売れないですよね。
また、多様化するニーズに応えることを重視しすぎるあまり、
本質的、根源的な価値が見失われつつあります。
あまりにも選択肢が増えすぎてしまうと、
どれが本当に価値のあるものなのか、
どこに本質があるのが、がわからなくなってしまいますよね。
アート思考とは何か?
アート思考とは、
より内面的で直感的な思考法です。
現在は、モノやコトではなく、意味によって豊かさが定義される時代で、
意味づけするための物語を重要視します。
どんな人が、どんな背景で、どんな目的で、
そのモノやコトをつくったのか。
その物語にこそ価値があるのです。
アート思考にたどりつくためには?
アート思考的な発想するためには、
以下の3つのステップが必要です。
①とにかく感動体験をたくさんする
②固定概念にしばられず、広く全体を見る
③要素を物語で組み合わせていく
創造性とは、過去の経験を結びつけることなのだそうです。
なので、まずは経験の絶対数(要素数)を増やすことが必要です。
その上で、ひとつひとつの要素を一面的に見るのではなく、
多面的にみることで、要素同士のつながりに気づけます。
そうして、要素をどんどんつなげていくことで、
オリジナリティのある物語が完成します。