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【備忘録】妻との会話 その7
僕:なに、ぼーっとしてんの?
妻:ちょっと考えこと。
僕:仕事?
妻:うん。装丁どれがいいかな、と思って。
(妻は出版社で働いています。そして最近、編集の担当になりました)
デザイナーさんから候補がいくつかあがってきたんだけど、
どれがいいのか迷っていて。
なんかさー、経験とかあれば、ぱっと決められるのかもしれないけど、
私まだわかんないんだよね。
僕:こないだ、岡本太郎が言ってたんだけど。
妻:あ、こないだ読んでた本?
僕:うん。
「あれかこれか」で迷うときって、安全な道と危険な道があって、
岡本太郎は、危険な道を選ぶようにしてたらしいよ。
妻:岡本太郎っぽい!
僕:危険てわかっているのに、
それでもまだ選択肢に残っていて、迷っているってことは、
不安もありつつ、そこに自分の希望とか本質があるからなんだよね。
妻:ほう。
僕:でも、人間て弱い生き物だから、
考えれば考えるほど、安全な、間違いのない道を選んでしまう。
だから、もう「あれかこれか」で迷ったら、
危険な方、自分にとってマイナスだな、と思う方に行く。
そう決めてたんだって。
妻:すごいじゃん!岡本太郎いいこと言うね!
あなたも、教えてくれてありがとう!
僕:や、だから、この本読みなって言ったじゃんか。