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パワポケ13のすすめ
私がこの記事を書く理由。それは、紛れもなく現在進行形で私がそれをプレイし、毎日のように熱狂しているからである。
新作の発売から10年以上の年月が経ち、パワプロクンポケット(通称パワポケ)シリーズは、かつての人気は影を潜めていた。
しかし、なんと過去作のリメイクがNintendoSwitchで登場した。これはほんとうに嬉しい誤算だった。
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悲しいかな、売上はボチボチだったようだが、それでもその復活が嬉しかった。
そして、その発売によって感化された私は、ホコリを被ったDSを物が散乱する部屋から見つけ出し、『パワポケ13』のカセットを差し込んだのだった。
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ソフトを起動するなり、画面に映し出されたのは、懐かしいKONAMIの文字と──
「パワプロクンポケット!! 」
という子供の声。頭の中には、当時の記憶が鮮明に蘇っていた。
早速、「サクセス」を選択し、『逆襲球児編』を開始する。
この『逆襲球児編』は、ケガをして野球の能力が著しく低下してしまった主人公が、仲間と共に甲子園を目指すという、言わば王道系のストーリーである。
特に、終盤の、幼なじみのライバルとの対決は、非常に見ものである。
また、BGMが非常に良いのも、特徴のひとつである。
(シリーズを通してもトップクラスの良BGMが揃う中、筆者は『急落、田舎暮らし』という曲が大好きで、それについても沢山語りたいのだが、長くなるのでここでは割愛させていただく)
そして、そして、なんと言っても、パワポケ13を語る上で、彼女候補たちの存在を外すことはできないだろう。
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はい、最高
彼女候補たちには、それぞれのストーリーが用意されていて、ストーリーの量も一人ひとりかなり多く、非常に満足できる仕様になっている。
見ているだけで幸せになれるようなハッピーエンドがあり、その裏では、病みそうになる程のバッドエンドがあり…………
ちなみに、筆者は、
ハッピーエンドは千羽矢
バッドエンドは桜華
ストーリーは麻美がオススメ。
特に、一ノ宮桜華の攻略は、パワポケシリーズ屈指の難易度とも言われており、ゲームとしても手応え抜群である。(そして、私がシリーズを通して一番好きな彼女候補も、桜華である)
というように、ここまでは表サクセスと言われる『逆襲球児編』を紹介してきたわけだが、裏サクセスと呼ばれる『海洋冒険編』も、これまた素晴らしい出来である。
『海洋冒険編』の難易度自体はあまり高くなく、のんびりと急かされることなく攻略できるのもポイント。
ゲームはRPG的なシステムで、個人的には、このモード単体で売られてても買うくらいには楽しめるゲームだと、思っている。
それくらい武器の数や、クエストや、ストーリーが豊富で、世界観が素晴らしい。
現在の地理や歴史などをモチーフにしているところもクスッと笑えるポイントだったりするので、ぜひ注目してほしい。
また、過去作のキャラも多く登場するので、過去作をやったことある人であれば、自分の好きなキャラでパーティを組む、というのも楽しみの一つになるだろう。
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(筆者は、ジュンが仲間になるや否や、ジュンをずっと冒険に連れ回していた)
さて、ここまで、自分なりに頑張って短くまとめたつもりだったのだが、見返していてかなり長くなっていることに気が付いたので、ここらへんで締めたいと思う。
『パワポケ13』は野球システムや、ミニゲーム、その他のモードにおいても、非常に楽しめる作品である。
最後に、拙文であるにも関わらず、ここまで読んでくださった猛者の方々には心から感謝申し上げたい。
ソフトを持っている人は急いで起動、持っていない人は、ブックオフに直行しよう。