令和2年司法試験合格率ランキング
今日あった司法試験合格発表の資料をもとに、法科大学院令和2年司法試験合格率ランキングを作成しました。
関東・関西圏の上位ロースクールをハイライトにして、全体の司法試験最終合格率順に並べています。
まず全体の合格率は近年上昇傾向にあります。
23.0%(H28)→25.9%(H29)→29.1%(H30)→33.6%(R1)→39.2%(R2)
39.2%は過去4番目に高い合格率となります。
次に予備試験組の合格率は、非常に高い割合で上昇傾向にあります。
61.5%(H28)→72.5%(H29)→77.6%(H30)→81.8%(R1)→89.4%(R2)
司法試験合格者に占める予備試験合格者の割合は、26.1%でした。
H30(22.0%),R1(21.0%)から大きく比率を伸ばし、今年は4人に1人が予備試験組ということになります。
ハイライトした上位ロースクールにおいて去年(R1)からの変化が大きかったのは以下の通りです。
一橋 全体 59.8%→70.6%(+10.6%)
神戸 全体 33.9%→49.2%(+15.6%)
阪大 未修 31.7%→17.5%(-14.2%)
早稲田 既修 55.0%→42.7%(-12.3%)
今年は一橋・神戸が未修・既修ともに躍進しました。
阪大・早稲田・慶應が合格率を下げ、それぞれ-4,0%,-6.1%,-0.9%でした。その他のハイライトのローは全体合格率+0~5%程でした。
なお阪大・早稲田は、新司法試験開始以来初めて全体平均値を割りました。
中央は3年連続での平均割りとなります。
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