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魔女と満月について

割引あり

参考書

豊作を祈る古い儀式のなかには、満月の月明かりのもと、村人が畑に出て踊り回るというものがありました。草原で輪になって、木馬にでも乗るように、干し草を積み上げるフォークや棒、ほうきの柄にまたがります。踊りながら彼らは空中に高く飛び上がり、作物にどれほど大きくなってほしいか示すのです一まったく悪意のない、共感の魔術です。それでもキリスト教会は、彼らが作物に働きかけただけでなく、じっさいに、棒に乗って空を飛んだと主張しました……悪魔の仕業に違いないと

一般的なウイッチの集会は、エスバットと呼ばれています。どんなことをおこなってもよい(たとえば魔術、ヒーリングなど)のは、こうした集会です。ほとんどのカウンは週に一度集まりますが、じっさい厳密なルールはありません。しかし少なくとも月に一度、満月の日には集まるべきです。1年間に満月は13回ありますから、間違いなく、少なくとも13回は集会があるはずです。満月に加え、多くのカヴンでは新月も祝います。

水晶玉は、月に一度、満月の光を当てて、「パワーを満たす」のが昔からのならわしです。

魔術の実践にふさわしいタイミングを知ることが大切です。前のレッスンで、月相について触れました。魔術をおこなうさい、月がわたしたちの時計となりカレンダーとなります。月が満ちていく期間は、建設的な魔術をおこなう時ですーそして、満月に近ければ近いほどよいタイミングといえます。月が欠けていく期間は、破壊的な魔術をおこなう時ですーそして新月に近ければ近いほどよいといえます。


緑魔術の各種定義とバックランドの定義は少し異なる部分がある

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