※円付き番号は参考資料を表す
バックランドのウィッカ入門書にはワルプルギスの夜は出て来ない
ケルト信仰のものではないのかもしれない
ワルプルギスの夜は欧州に広く伝わってはいるがドイツが特に有名らしい ②
ワルプルギス、ヴァルプルギスの由来は、聖ヴァルプルガ(8世紀のフランク王国の女子修道院長の名)に由来する記述が多い
春の女神に由来するという記述もある ③
…北欧神話に出てくるらしい?
> ヴァルボルグ
北欧神話ニャールのサガに登場する女性。
神様コレクション@wiki https://w.atwiki.jp/gods/pages/68999.html
ニャールのサガ…アイスランド人のサガ
(偉大な戦士グンナルと賢人ニャールの友情と死を描く)
魔女の祝祭の日かと思えば魔女を制圧した日…
しかしドイツでは下記のような伝承があり、
魔女のお祭りもこの日にある
北欧神話とも関係があるようだ
オーディンの死と再生を祝う日…?
オーディンはウォーデンなどとも呼ばれるようだが
ウォーデンはサクソン派ウィッカの崇める神の名前になっている ④
魔女的にはサウィンとワルプルギスはどっちが重要だろう?
バックランドの入門書にあるウィッカはケルトやドルイド由来
年8回のサバトの名称もケルト由来
北欧神話やワルプルギスはどこで魔女と結びついたのか…
ドイツ魔女の由来が気になる…
参考
https://www.keiwa-c.ac.jp/wp-content/uploads/2013/01/veritas06-11.pdf
ワルプルギスの夜が魔女のイメージが強いので、死者の日やサウィンを棄ててベルテーンに移行しようと思ったが、本当にワルプルギスがサウィンより魔女にとって重要なのかわからなくなってきた
サウィンからちょうど半年後がベルテーンにあたるが、
サウィンから男神の暗闇と冬の季節、ベルテーンから女神の光と夏の季節にそれぞれ切り替わる
ベルテーンがサウィンのちょうど真裏に来るので、裏サウィンとか言えば中二的にはアガるかもしれないが…
北欧神話の由来については裏が取れないし、上記の記事くらいしか情報が無く、どうつながっているのかわからない
拾えた情報を総合して考えると、
ブロッケン現象で出現する影を妖怪と捉えてブロッケンの妖怪ともいわれていた
8世紀に聖ヴァルプルガがキリスト教化に成功し、疫病に打ち勝つ
そのときの疫病が悪霊や魔女魔術の仕業とされる
ヴァルプルギスの語源
祝いは4/30〜5/1
ペストは14世紀ころに大流行しているが、その前に6世紀~8世紀にもローマを中心にヨーロッパ中で流行したらしい
キリスト教布教と同時に疫病も終息したのなら、救世主キリスト教万歳って感じだろう
19世紀にゲーテがファウストでヴァルプルギスの夜を普及する
ヴァルプルギスの夜に現れるドイツ魔女は妖怪だった
ヴァルプルギスの語源は春の女神とかオーディンの死と再生の日が由来といった記述もあったけど、裏付けが取れなかった
ネットの限界かもしれんが
山の妖怪と聖人の偉業達成が合わさってヴァルプルギスの夜に魔女がブロッケン山で乱痴気騒ぎをするという方が腑に落ちる
ブロッケン現象についてはこちら
今なお火を焚いて聖ヴァルプルギスのイヴを祝うが、5月に火を焚く祭はキリスト教以前からあったようで、元はケルトの文化で火を焚くことで太陽の力を強化しようとしていた
そもそもベルテーンが火祭りのようだ
つまりドイツにもケルト文化があったということになる
①Wikipedia
②よみタイ
4月30日は魔女が集う「ヴァルプルギスの夜」! 研究家が語るその真実と魔女の正体
③ドイツニュースダイジェスト
年に一度の魔女祭り - ヴァルプルギスの夜 - Walpurgisnacht
④レイモンド・バックランド. バックランドのウイッチクラフト完全ガイド
その他メモ
魔女は妖怪です