娘が学校を休むと言った日
小学校6年生の娘。
今日は学校を休みたいと言う。
夏休み前から、ずっと行きたくないと言っていたから、よく頑張って行っていた。
じゃあ、今日はお休みってっ学校に言っておくよ。
私はあっさりと言う。
ほっとしたような、迷っているような表情の娘に後ろ髪を引かれながらも、じっくり話を聞く間もなく出勤。
私は授業後、やはり娘のことが心配で早退する。
管理職も早く帰ってあげて、と言ってくれる。ありがたい。
帰宅すると、お帰り~とご機嫌な声。「お母さん、学校行かなかったこと、どう思う?」と聞く。
「あなたがよかったなら、よかったよ。学校行かなくても、どうってことないし。」
「うん、少し落ち着いた。
…なんか周りがどう思っているか気になって、疲れちゃうんだよね。」
と言う。
「そっか、分かるよ。お母さんもそうだったなー。
でも、おばさんになると、だいぶ平気になってくるもんだよ笑。
まあ、世の中大抵のことは、なんとかなるから。大丈夫だから。」
それから、一緒に、娘の好きな「怪物事変」の録画を観たり、面白いyoutube観たり。
母にはそんなことしかできないけれど。
少しは心が軽くなったかな。
担任の先生からの電話。
今朝、夫が学校に電話し、学校行きたくないということも伝えたらしく、とても心配している様子。
私は、適当に体調不良って言っておけばよかったのに…と思う。
先生はしきりに申し訳ない、と言う。
先生の気持ち、よく分かります。
学校行きたくないって言われるの、結構担任にとってはきついですよね。
娘の担任は、とても一生懸命だし、子どもたちにたくさん愛情を注いでくれていることは、よく分かる。
それだけに、余計に自分の学級経営の落ち度のように感じてしまう。
よく分かる。
でも、娘は思春期の入口で、ちょっと人より、おそらくセンシティブな子なんです。
だから、先生そんなに謝らないでと思う。
でも、心配してくださってありがとうございます。その気持ちは娘にもちゃんと伝わっています。
娘「先生に、罪はないのに申し訳ないな。」
母「じゃあ、先生にそう言ってあげなよ。すごく心配してくれてたから。」
娘「でも、また学校で何か聞かれるのやだな。普通がいいんだよね、普通が。」
なるほど、思春期のリアルな声。
私もクラスで何かあると、無理に原因を探ろうとしたり、解決したりしたくなる。
でも、そっとしておいてほしいときも、あるよね。
それから、ミュージックステーションを観ながらノリノリで歌ってる娘。
お兄ちゃん達と、アニメ観ながらたわいもない話をしてる娘。
少し元気になれたかな。
生きるって結構大変だよね。
でも、まあ、まだまだこれから楽しいこともいっぱいあるよ。
そして、大抵のことは、大したことない。なんとかなるよ。
気にしちゃう自分がいて、でも、次にどうしたら、もう少し楽に考えられるか、自分を責めたり自己否定したりせずにいられるか、考え方の練習しよう。
さて、明日はお休み。
好きなことして、ゆったり、過ごそうね。