代表理事の今日もネパール日和(3月30日:ネパールで製薬産業が急成長)

お疲れ様です。今日はネパールの英字新聞Kathmandu Postに「製薬業の中心地として急成長するバイラハワ(原題:Bhairahawa fast rising as country’s pharmaceutical hub)」と題された記事があったので紹介します。
この記事では、ネパール中南部に位置するBhairahawaで製薬産業が急成長をしていることを伝えています。具体的には同地域に現在14の大規模な製薬工場があり、これらの工場では年間150億ルピー(約150億円)の医薬品を生産し、2,500人の雇用を創出しています。
これはBhairahawaで近年、所得水準の上昇と高齢化の進行に伴い医薬品の需要が増加していることが背景です。所得水準の上昇と高齢化の進行はBhairahawaだけで見られることではなく、今後ネパールでは全国的にあらわれる現象と考えられます。この為、医薬品の需要も、ネパール全国で増加するとみられます。
ネパールでは近年まで病気になると「祈祷師を呼んで病気を治す」世帯が数多くありました。このような世帯が、所得の上昇とともに医薬品を買いだしたわけです。ネパールは3,000万人の人口を有する国です。ネパールは日本ではヒマラヤの観光地という印象が強いですが、実は日本企業にも隠れたビジネス機会が数多くあります。

■製薬業の中心地として急成長するバイラハワ(原題:Bhairahawa fast rising as country’s pharmaceutical hub)
https://kathmandupost.com/money/2022/03/27/bhairahawa-fast-rising-as-country-s-pharmaceutical-hub

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