代表理事の今日もネパール日和(3月13日)
お疲れ様です。昨日はネパールの農業の話を書きましたが、今日もネパールの英字新聞の「Republica紙」に農業関連の話題がありましたので紹介します。「120億ルピー(約120億円)以上の米が輸入される」と題された3月12日の記事です。記事の趣旨は、近年ネパールでは稲や苗の輸入が急増しているという状況をレポートしています。
ネパールでは急速に宅地化が進んでおり、多くの田畑に住宅に代わっています。このような耕作面積の減少が米や苗の輸入増加につながっていると考えられます。ネパールは国土の多くの部分をヒマラヤ山脈が走っており、段々畑で米や野菜が栽培されています。ただでさえ限られた土地で栽培しているのに、その耕作地が年々減少しているという訳です。この為、限られた土地でより多くの農作物が栽培できるような改良品種や肥料を投入するか、市場で高く売れる換金作物を栽培するのが、今のネパール農業に求められている施策です。
日本も狭い国土で農業の試行錯誤を繰り返してきた国です。日本の技術がネパールで役立てられる余地は大きいと考えられます。
■120億ルピー(約120億円)以上の米が輸入される(Republica紙)
https://myrepublica.nagariknetwork.com/news/paddy-worth-over-rs-12-billion-imported/