代表理事の今日もネパール日和(3月24日):留学生の入国再開に夢想すること
お疲れ様です。今日はテレビ西日本の「「物件がない」福岡県内の日本語学校 留学生の受け入れ準備急ぐ 「あと20人は…」教師採用も急ピッチ」というニュースを取り上げます。これは一口で言えば、新型コロナウイルスによる入国規制が緩和されたことを受け、福岡の日本語学校は留学生の受け入れで忙しい状況を伝えています。
このニュースの中には「家賃はひと月2万5,000円とかそれくらいだったかと」「基本2人ですね。ここにベッドが2つという形になると思う。」などの日本語学校関係者の言葉も紹介されており、ネパール人留学生の生活の一端を伺えるという意味でも興味深いニュースです。
一方、ネパール人留学生には「出稼ぎ留学生」という認識が一般に広まっています。コンビニや居酒屋、弁当工場などで多くのネパール人留学生が働いているのは、周知の事実です。働きながら学校に通う学生に以前は「苦学生」という言葉もありましたが、ネパール人留学生の中には授業そっちのけでアルバイトに精を出す人もいることから、「出稼ぎ留学生」というレッテルが張られたのだと思います。
もちろんネパール人留学生にも色々な人がいますから、しっかりと勉強に取り組む留学生も中にはいます。これから入国する留学生にも、できるだけ勉強を頑張って欲しいと思います。その為にもネパール人が持つスキル、あるいは(日本人と比較しての)優位性を活用しながら高い時給を得られるアルバイトにつくことができれば、少ない労働時間で一定の金額を稼ぐことができ、残りの時間を勉強に費やすことができるのではないかと思います。そんな新しいロールモデルをSEWAで作ることができないかと夢想する今日この頃です。
■TNC テレビ西日本「「物件がない」福岡県内の日本語学校 留学生の受け入れ準備急ぐ 「あと20人は…」教師採用も急ピッチ」
https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2022032313185