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「この映画、面白い!とは言えないです」といっても仕事が来るよ

最近、VTuberが面白くて、空き時間は、大抵VTuberの切り抜きやライブアーカイブを観ている。
ガチ恋勢ではないので、メン限は入らないしコメントもしないのだが、声がはっきりしていて聴きやすくて作業にちょうどいいのだ。VTuber同士のコラボも漫才みたいで面白い。

同じ事務所のVTuberが仲良さそうにコラボしている様を”ビジネス”と冗談でファンが揶揄するのも面白いし、それをネタに新人VTuberにドッキリを仕掛けるのも、中々おもしろい。

お前、どんだけYouTube観てんだよって話だけど、風呂場でも観てる勢いです。

”ビジネス”というと、オレ、友達だと思っていた人に「あなたとは商業的に付き合えない」と言われて、体よく縁を切られたことがある。まあ、オレが素行不良故だから仕方なしにしても、なんか”ビジネス”という単語にドキッしちゃうんだよね。

そのうえ、最近、色々な楽屋をウロウロする機会が増えたんだけど、表に出るときと楽屋にいるときで、何かが変わっちゃう人たち(オレとは無関係の人々)が結構いらっしゃいまして

「ほほぅ……」

と。大変なんだろうけど、オレはそういう世界は嫌だなぁ……。

そう思って、最近、極力素直に生きるように姿勢を変えたのですよ。昼の仕事も物書きの仕事もストレートに行こうと。楽しい人、心底助けたいと思った人や、頼りたいと思った人と付き合っていこうと。下心がある人付き合いはやめようと。

そしたら、まあ、やりたい仕事が増えるんですよ。びっくりした。
「この映画、いまいちですね……」
といっても、仕事が来るんです。不思議だなあと。

で、タイトルの話なんですけど、「素直に面白いとはいえない」と言えたのは、宣伝さんと長い付き合いの中で構築した関係ゆえ。で、その直球が巡り巡って「これはナマニクさんにお願いしたい」となったんですよね。

逆にビジネス関係で構築してしまうと、人生が雁字搦めになって自滅するんじゃないかなと。ビジネスだったら「おもしろくない」なんて言えないし。

半世紀生きてきて、今更気が付く体たらくですよ。トホホ。

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