シック・オブ・ユー
毎度同じみ13日の金曜日でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
『シック・オブ・マイセルフ』が公開されました。「承認欲求モンスター」という素晴らしいタグラインに惹かれてご覧になった方もいるかと。
タグライン通り、承認欲求モンスターが自爆すると共に周囲に愛想尽かされる話です。この物語の主人公シグネは承認欲求を得るためなら何でもする愚か者。オレも初見〜数回観たときは
「いるわー。こういうヤツいるわー」
と、首をブンブンと縦に振りまくったけれど、3回目くらいから
「いるわー……っていうか、コレ観て思い出した顔って全員元から嫌いだったわ」
と思うようになった。本当の友達なら、承認欲求にしろなんにしろ道を誤ったなら
「ダメだよ。」
言ってくれると思うんだよね。でもシグネにはそういう人がいないんだよね。
彼女には、友達はいる。だがシグネが「何をしていたのか?」を知ったとき、誰も助けてもくれないし、残ってもくれない。
たとえ嘘をつかれて裏切られたとしても、それに意味があったなら……誤りを認めたらなら、友達は正してくれるんじゃないかなって、オレ思うわけよ。
そう考えると『シック・オブ・マイセルフ』て
「あー。いるいる」
で済ませられない映画じゃないのかな?て。
今日、オレは友達にとある相談をしたが、傍観者でありながらも最悪のパターンを想定しながら話をしてくれた。
ねぇ。コレを読んでいるあなたにはいるのかな?友達。