アシダカ軍曹が来てくれた!
天井と壁の間に、わたしの嫌いなすきまがあります。
妙に奥まった、いやらしい、すき間!
掃除もできないしなんかひそんでそうで。
♪気に入らないの
天井と壁
そのすき間を見上げるたび
不安になる胸が痛むほんとうは
「ナ ニ カ ガ イ ル」
視界の隅
なにか影が動くたびにね
ちがう名前の虫出そうで…
パテでふさいで…
(dorlisさんの「肌のすきま」のメロディで)
そんな歌を歌ってたら、
朝!
アシダカグモさんがいましたよ。
最初は、明らかに黒くてでかいものが、わたしの嫌いなくだんのすき間に見えてたから、
かるくパニクリましたが、
主人に確認してもらった(主人は背が高いので、踏み台にのればすき間の全貌が見える)
ら、
「アシダカさんやねー」と。ほっとしたのもつかのま。
「しんでんの?」
「こんだけ近づいても逃げんのなら、そうやない?」と…
うおう。
Gの死骸よりは100倍ましだが、アシダカグモさんでも、
でかい虫の死骸回収はちょっと…
でもそのままおいとくとあらゆる虫の、最高のごちそうになってしまうので、嫌々、いらない厚紙を伸ばして、落とそうとしました。
ら。
「動いた!生きてる!良かったー!」
「あそう」(主人、朝の支度で忙しい)
でも夜行性のアシダカグモが朝早く見れるなんて?と思ったが、よくみたらこの子、お尻がしっかりしてて、
どうもメスっぽいのです。
「もしかしたら妊娠してて、体調悪いとかかもしれんね!」
「そうやね」(主人、忙しい)
とりあえず、あらゆる虫が苦手とするレモンのお香だけはこの子が部屋からいなくなるまではしばらくたくのをやめとこう!と思ったのでした。
忘れるかも知らんけど。
それにアシダカグモの子は、いっぱい生まれるわりに、
無事成長できる率が極めて低いのです。
私たちの恐れるあのサイズになるまでは5年ほどかかるとか。
いまも例のすき間で休んでいます。
掃除は変わらずに今後もするつもりですが、
家に出る虫をたらふく食べて、
安心していっぱい、良い子を産んでおくれね。
(まだ妊娠と決まってない)