これは成長なのだろうか。
この頃、更新をサボっていたというよりは、更新しない選択肢をとっていた。
時間が無いから書けないというよりは、まぁ、ちょっといいかな、と思っていた。
その間に新しい発見が2つあった。でも紙面の関係で1つしか今日は紹介することができない。
1つ目は、もう大盛りじゃなくていい、ということである。
ここ数年の悩みは、土日の昼食を食べた後、作業の能率が落ちてしまうことだった。朝活とかは比較的出来ていた方で、休みの日だろうがなんだろうが5時に起きたりする生活を送っている。
作業効率が落ちた原因はとてもシンプルで、昼に食べ過ぎていた、ということだった。
僕の好きな店が家の近くにあって、もうかれこれ十数年通っている。
社会人になっても通い続けていて、よほど調子が悪いとき以外は大盛りにしていた。当時は特盛りなんかにしていた。今でも多分食べようと思ったら食べることができる。
ただ、今はもう僕はスポーツをしているわけではないし、並盛りで十分おいしいなと感じることができる。
むしろ、今日は並盛りにしてみると、おいしいということを今まで以上に感じた、というと言い過ぎだろうか。
しかし、僕はもう大盛りにしなくていいかな、と考えている。
昔、母親の妹、つまり叔母さんの結婚式があった。
当時僕は小学生低学年で、披露宴にテンションが上がっていた。
夢でしかみたことがないような、ソーセージが大盛りになった皿があった。
いつもは許されないけれど、そのときは食べても食べてもどんどん追加されていった。
僕はいい気になってたくさん食べた。毎日が結婚式なら良いのにと思った。
母親の妹の父親、つまり僕のおじいさんへの感動のスピーチのとき、僕はおなかが痛くなって親族控え室で横になっていた。汗をかいていた気がする。布団を用意してもらった。
会場に戻ると、みんなが泣いていた。
小学生高学年になると、何かのキャンプに行った。
みしらぬ小学生と一緒にキャンプをすることになった。
キャンプと言えばカレーだろう。カレーを作って、好きなだけ食べて良いことになっていた。
僕はもちろん好きなだけ食べた。
昼間に作ったテントは大きさによって人数が割り振られていて、僕はそこで仲良くなった1人と、2人用のテントを組み立てていた。
案の定、僕はそこで食べ過ぎたことによって苦しくなり、テントで横になることになった。
大学生になるとさすがに分別がつく、こともなく、飲み会の度に僕は食べ過ぎた。
駅の近くに、飲み放題で食べ放題で、時間無制限のお店があった。
そこでひたすら自分の好きなメニューばかり頼んだ。
お酒で失敗することはあまりなかったけれど、食べ過ぎて失敗しないこともあまりなかった。
僕は今日から大盛りをやめた。
セルフコントロールというのは、こういうことだ。