引っ越し当日の心境をつらつらと。
いよいよこの日が来ました。
ワタシの人生の中でも、
一代イベントである
新居への引っ越し。
今書いているのが朝方なので、
昼には今のアパートを退去します。
これを書いてて、
「退去」という文字が出た瞬間
今までありがとうね
と、家に言いたくなりました。
◆門出
今まで何度も心に誓いました。
「こんな不便な家じゃなくて、自分の理想の家に住みたい!」と。
そしてようやく、
待ち望んだこの日を迎えることができます。
しかし、
なんだかんだぶつくさ言いながら、
家に住まわせてもらっていたのも事実ですから
今日この日だけは、
敢えて声を大にして言います。
ありがとうと。
◆今の気持ち
ええ。
すこぶる緊張しています。
なにせ4年半住んでいた家を出るのですから。
今に至ってこんな心境を綴っているので、
少なからず愛着はあったんだなー、と
自分がまだ人間であることを認識できています。
引っ越しする人、
みんな同じ気持ちになるんでしょうか?
大きい声では言えませんが、
今の賃貸アパートに住み始めて1ヶ月経った頃から、
出るわ出るわ
文句の嵐。
リビングとトイレが直結、部屋数少ない、玄関狭い、玄関開けたら目の前階段、何より部屋狭い、駅まで遠い(歩いて25分ダヨ)などなど...
ありとあらゆる罵詈雑言を、家さんに浴びせてきました。
ここまで来ると、慈悲深いワタシは居た堪れなくなってくるので、
せめて、引っ越しの当日くらいは
家さんの良い面にスポットを充てようと
こうして思い起こして、筆を走らせています。
ここいらで
家さんの良い面、すなわち長所をご紹介しましょうか。
◆ありがとう。いい物件です。
・日当たり良好
・閑静な住宅街
・ペット可
・窓が二重冊子のため、防音&暖かい
・外観が割と好み
はい。
前半が不動産屋の紹介文みたくなりましたが、
ワタシの500円玉にも満たない脳みそを
フル稼働して捻り出してみました。
ええ。分かりますよ?
言いたいことは。
それはずばり、
「4年半住んでて、いいところがそれだけ?」
ですよね?
まるで長年付き合っていたカップルが、
お互いのいいところを褒めようとしても
なかなかいいところが見つからず、
気まずくなるような雰囲気と似た何かを醸し出しています。
◆決別
いいんです、これで。
綺麗事や御託を並べるよりも、
「今までありがとう」の一言だけで、通じるものがありますから。
妻さんと娘ちゃんと
3人で暮らしたという思い出は、消えることはありません。
この賃貸の家さんが取り壊されない限り、
ワタシたちが暮らしたという記憶は
未来に紡がれていきます。
そう思うと、
なんともノスタルジックな気持ちになる。
あと数時間後には、次の家での生活が待っています。
はやる気持ちを抑えつつ、
『大掃除という名のありがとう』を届けるとしますか。
なまけもののひとりごと
今思うとこのnoteを始めたのは、
家のことを中心に、
日々の備忘録として残しておきたい、
という一心でスタートさせました。
言わば、ワタシのライフログ。
雑記帳として
ワタシのライフスタイルに定着しましたが、
将来ワタシがこれを見て、懐かしむ姿が目に浮かびます。
きっと最後は大団円。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?