【小説】僕と絵描きとゴールデンレトリバー
第二回あたらよ文学賞応募しましたが、ダメだったやつです。
他の方の講評を読んで、お題に対する発想力や設定の時点で全然及ばなかったんだなと思いました。
少し恥ずかしいけど、やっぱり自分が嫌いな物語ではないので。ここに置いておきます。
懲りずにまた書きます!
(約5,000字)
「もしも孤独に色があるなら、俺は、青だと思うんだよ」
パレットの上で絵の具を捏ねながら、ゴウさんが言った。
「孤独……」と僕はその単語を口にする。
僕たちが腰を掛けるベンチの足元では、ゴールデン