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ピタサンドみたいな月

9月23日(月)

今日から、秋ですよ。と涼しい風が吹いた。

昼間は女友達と14人で大集合。どんな体勢で出産するか、ウエディングプランナーとのいざこざ、マダガスカルの旅の計画、パチンコの勝ち方、離婚してすぐのいい出会い・・・14人いれば14通りの人生の話。全てを受け入れ、心から喜び合える、心強い仲間が確かにここにいるなと思える時間だった。

帰り道は一人でゆっくり、カフェで読書、ユニクロのメンズのカーディガンを買って、サウナで整い、湯冷めしないようにタグを付けたままさっそく袖を通してみた。うんうん、かわいい。

秋の始まりの夜風が気持ちよかったので、いつもよりゆっくりゆっくり亀の速度で帰る。

この涼しい夜風を、昔はすごくさみしく感じていたけれど、今日はなぜだかスリランカの夜を思い出した。
ジェフリー・バワの週末の自宅「ルヌガンガ」に泊まって、湖のほとりで夕食をとった夜。バワの建築は外と中の境界が曖昧なので、風が、自然が流れ込んで、ほんとうに心地良い。遠くに雷が鳴って、目の前には数匹のホタルが光っていた。kottu rotiというスリランカのストリートフードが日本のお好み焼きみたいで美味しかった。
秋の夜風で思い出す大切な記憶。

世界の美しさを知ると、日々の生活も豊かになるんだな、と嬉しい発見。

ヌルガンガの庭
食事をするところ


マンションの廊下から見えた月がピタサンドみたいな形をしていた。
レタスとトマトとチキンを挟んで食べたらきっとおいしいだろうな、と思った。


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