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「片づけ」と「片をつける」

ある日の朝。「ああ、これ(家事)片づけちゃわないとな…」と少し気持ちが重くなったときに、「あ、ここでも『片づけ』って言葉を使っているな」と改めて思いました。

「片づける」の意味は、

  • 散らかっているモノを適切な所に納めて、整頓する
    例)「机の上を片づける」「部屋を片づける」

  • 解決すべきことを終わらせる
    例)「仕事を片づける」「宿題を片づける」「トラブルを片づける」

他には、「邪魔になる者をいなくする」という意味も。
「アイツ(邪魔者)を片づけろ(=殺せ)」というセリフ、ドラマなどで聞きますよね。

これは「片をつける」の意味、
物事の決着をつける。処理して始末をつける
からきているのかなと思いました。
例)「金で片をつける」なんて言ったり(日常生活ではなかなか言わないですが…)します。

わたしにとっては、「気が重い仕事」や「やりたくない家事」を片づけるときは、もしかしたらこの「邪魔者を消す」に近いかもしれない…と思いました。

また、心の中にある「なんとなく嫌な気持ち」と向き合うときも、
「このモヤモヤがあるせいで気分が悪い! (心の中から)出ていってくれ!」
と思うので、やはり「邪魔者を消す」感覚に近いです。


こう考えてみると、
モノ「適切な場所にしまう」
やらなくてはいけないこと「終わらせる」
邪魔者「消す」
が、片づけ、片をつけること。

「片づける」対象はいろいろですが、すべてに共通しているのは、
「自分が気分よく暮らすために邪魔になっているものをなくす」行為だということ、
そして、「片づける(片をつける)と、気持ちがスッキリする」
ということだと思いました。