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緊急事態宣言が明けたことで「誰に会いたいか」がわかった

2021年のほとんどの期間、まん延防止等重点措置、または緊急事態宣言が発令されていた東京。
先日、ようやくそれが明けました…長かったです!
感染対策をしっかりしながらであれば、人と会えるようになったのでうれしいです。

でも、同時に思いました。

宣言が明けたからといって、直接会いたいとまでは思わない人とはこのままずっと会わないんだろうな…と。

わたしはもともと、そこまでしょっちゅう誰かに会っている方ではなかったので、宣言が明けてから「会ってはなすことを目的に」会った人は、1人です。月末にもう1人と会う予定があるくらいです。

それでも、
「会いたい人に会おうよと言える」
「会いたい人から会おうよと言ってもらえる」

しあわせをしみじみかみしめています。

「コロナが落ち着いたら会いましょうね」

この約1年半、何度も言ったし言われた言葉。

でも、これは、コロナ前にも誰もが言ったり言われたりしたであろう、
「今度ご飯でも行きましょう」
「今度飲みに行きましょう」
と同じで、その「今度」「コロナが落ち着いたら」はこないことがほとんどなんだよね…と思っています。

悪気があるわけではなくて、
「機会があれば、ご飯に行って話したいくらいの好意はあるのですが、だからといって、実現のために改めて連絡したり、調整したりするほどのエネルギーはないかも。また、ばったり会ったらまたお話したいですね」
くらいの気持ち、関係性である
ということ。そういう意味では、心から言っている言葉でもあるのです。

みんな時間は限られているんだから仕方ない。わたしにも、やってこなかった「今度」はたくさんありますが、その時にそう言い合えたことだけでいいやと思っています。

でも、本当に会いたい人がいたら、コロナ禍でも、どんなに仕事が忙しくても、家のことがバタバタしていても、自分から連絡するしお互いの予定を調整したり時間を作ったりします。

だって、会って話したいから。

人となかなか会えない生活にある意味慣れてきてしまったからこそ、
今、会いたい人は誰か
が明確になっているのが、もしかしたらこの、宣言が明けている期間なのかもしれません。