すぐ壊れるお腹のおかげで
わたしはお腹が弱いです。
それこそ、お味噌汁を飲んでも、うどんを食べても壊れるくらいの、壊れやすさレベルの高さ。
たとえば、
辛いもの
脂っこいもの
冷たいもの
お酒
生もの
コーヒー
など、一般的に「お腹を壊す可能性がある」ものを食べたり飲んだりしなくても、まるで赤子の手をひねるように、簡単に壊れてしまいます。
過去には雑炊を食べても壊れたことがある、といったら、この壊れやすさが伝わるでしょうか。
このお腹とのつきあいはもう何十年にもなりますが、いまだに壊れる法則がわかっていません。
そのため、
「さっきまで機嫌よく話していたのになぜ!」
と当然ブチギレたり黙り込んだりする気まぐれなパートナーといるかのように、
「まったく壊れる気配なかったのになぜ!」
と、突然激しく壊れるお腹に毎回びっくりしています。
そんなお腹の持ち主として、日々、
「どうやったらお腹を壊さずに過ごせるか」
ばかり考えています。
(これを書いている今も、お腹にカイロを貼って冷やさないようにしています)
飲むものも、食べるものも、そして外からも中からもお腹を冷やさないように。
すべてお腹の機嫌をとるために選び、行動します。
お腹が壊れるか壊れないか。
わたしにとっては、日々の大問題です。
そのため、1日のうちで、
朝家を出る前に
電車に乗る前に
職場に着いて仕事を始める前に
お昼ご飯を食べる前に
自分が話す(離席できない)ミーティングの前に
帰りにスーパーなどに寄って買い物する前に(夏はスーパーの冷房で冷えて壊れることがあるので)
など、少なくとも5、6回はお腹のご機嫌をうかがっていることに気がつきました。
完全にお腹に振り回されています…。
お腹が強い人が、心からうらやましい。
辛いものや冷たいものをお腹を気にせずガンガン食べられるようになってみたい!
と、かなり前からコツコツとビオフェルミンを飲んでいますが、それでも
「前よりは少し機嫌が安定(壊しにくくなった)したかな?」
くらいで、相変わらず。
そして、娘もかなりお腹が壊れやすいので、我が家ではよく、
わたし
「あしたの夕飯は少し辛い鍋の予定だけど、あしたでいい?」
娘
「それなら土曜日にしてほしい。次の日にお腹が壊れてもいいように」
というやりとりをしています。
お腹が壊れるかもしれない前提で食事や外出先の計画を立てるのは、我が家ではもう普通のこと。
最近はもう、
「お腹を壊さないために、と思って食べ物や飲み物を選ぶしかないから、選択肢が絞られていいのかもしれない」
と思えるようになってきました。