ジャッジマンを解雇します
自分の情けなさが苦しくて、全てに責められてる気持ちになって、八方塞がりになっていた。いや、今でもそうかもしれない。だから、ジャッジマンを解雇する。
誰もが、自分の中にジャッジマンを住ませてると思う。
「私が悪いんだから、我慢しなきゃ」
「大人なんだからしっかりしないと」
「こんなこと言ったら嫌われる」
自分以外の誰かと接する時、このジャッジマンは必要だ。不用意に傷つけたり、怒らせたり、不快感を持たせないで済むことが多いから。
しかし、自分の心の中となると話は別だ。心の中は、自分にしか入れない秘密の部屋。そんな大切なプライベート空間まで、理路整然とジャッジされたら、本音の行き場がなくなってしまう。
だから、ジャッジマンを解雇する。私が何を思おうと、私の勝手だ。同じように、他の誰かがどう感じようと、その人の勝手だ。
自分の、そして他人の考えに口を出すようなジャッジマンは、もう二度と雇わない。
自分も相手も尊重できる人でありたい。