TL1000S納車＆ファーストインプレッション
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97TL1000S納車しましたよっと。走行距離５万キロちょい。
もう20年選手になろうかというご老体ですからね、１万キロとかだったら逆に怖いわ。5万も走ってきたならそれなりに安定してる車体だろう、という見方をしてしまいますよね、最新であるということ自体にはあまり魅力を感じない僕としては。SVもそうでしたが、見た目ポンコツですが機関的にはおいしい車体を引き当てたような気がします。
以下、某所での細切れトークを転載（太字部分）。細字と※印はここでの補足。半日乗っただけのファーストインプレッション。例によってただの羅列で特にオチはないですよ。
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■甘美じゃあ〜SV400Sくんのエンジン甘美なのじゃぁ〜今一番美味しい状態に仕上がっておりますよー
※SV売る前にお別れラストラン。乗れてるSVが超楽しくて手放すのが惜しいと思ってる模様。SV400のエンジンは（エンジンはな！）超楽しいですよ本当に。初心者さんにもお勧めだあ！って思ってたけど、TLの優秀さを知ってしまうとやっつけ感は否めない、のが正直な所。
■ありがとうSV こんにちわTL （下写真）
※並べて見ると車格が変わらねえ。SV400Sはどんだけでかかったんだよっつう。
■噂のステダン。想像より全然動く。前オーナーさんうまいことしてくれてたのかな（下写真）
※うんこすぎ！と悪評のステダン。オイルをゆるくしてあげなきゃいかんかなあ、と思ってたけど目下のところ問題なさげ。ただまあ、メンテの邪魔は邪魔ですね。タンク持ち上げたいだけなのにいちいちステダン全バラですからね。
■TL1000Sファーストインプレッション。くっそ乗りやすいやないかい！前傾もそれほどでもない、姿勢がぴったり決まるので腰や背中的にはむしろラクなくらい（SV400S比）で、エンジンもトコトコまったり走りも楽しい系。これならゲタ的にもツーリングにもぜんぜん使えるじゃんよ。
※まだ近所をチョロチョロと半日しか乗ってないですからね。テンション上がってるのでちょっと言い過ぎかもしれませんが、昼飯買いに最寄りのコンビニへ、みたいな乗り方ができちゃう、サッと乗り出せる感じはは素敵だと思います。車重の軽さとか、気負わず跨がれる感とか。
■ただその・・・精子が死んでまう系（股間直下に後方シリンダーがある）、なので渋滞に巻き込まれたらやばい系。エンジン的にはトコトコ走りオッケーだけど排熱がそれを許さないという。
※熱いなあ、関東とはいえまだ6月ですよ、これ真夏になったらどーすんだ。近所のコンビニならともかく下道ダラダラ走りは（エンジンや乗車姿勢云々は全然平気だけどただただ排熱を問題として）きついかもねえ。
※乗り始めて二年半後、夏3回経験して追記：熱さは慣れました。不思議なんですが、排熱が低くなったとは思えないし、うまく説明がつかないので、慣れ、というよりほかない。精子は死んでるかもしれない、渋滞に飲まれてもなんともない。熱くてぶっ倒れるだろ！と思ってごめんねごめんね思いながらすり抜けさせてもらってたけど、今や渋滞に飲まれたら余裕の極低速スタンディングごっこタイム！とかやっちゃう感じ。
■エンジンが過激だ、っつうことなんですが、所有したバイクの中ではNS50FやCRMの方が過激な感じで、CBR400RRぐらいの感じで乗れちゃう。CRMはともかくNS50Fの方が過激なわけないよね感じ方には個人差があります。見えない部分で前オーナーさんが何かやってくれたんだろーな？
※2スト乗ってきた世代的には、取り立ててカツカツなエンジンってわけではない、と思う。めっちゃ乗りやすい＆楽しいエンジン。「2ストと比較して」とか「小排気量と比較して」とかだと、ダラっと流すだけならなーんにも考えずに乗れちゃうよ、何の不満があるのか。あえて言うならCRM-ARが近い感じしたけど。それだって、アホみたいに軽いCRMからみたら（多分ステダンの恩恵もあって）全体的にしっとりジェントルな 乗り味よ。
■文句なしだわーたのしいわこれー。辿りついちゃったわー理想のバイクに辿り着いちゃったわー。・・・いきなりこんなに楽しいと、乗っていく中で当然出てくるであろうアラが必要以上気になっちゃうんじゃないだろうか、と不安になるほど僕にとってのパーフェクツ＠半日乗ってみて
※バイクのことならなんでもわかってるぜ！ってタチでもないんで自信がないけども、VTRやTRX（いずれも乗ったことあるだけで所有したことはない）と比べてTL1000Sは僕好みかなって。
■不満ではなく問題点が3つ。問題点1：股間マジ熱い。股間というかモモですかね、シート下にシリンダーヘッドがあるので、信号待ちでモワアと熱気が上がってくる、ファン回ろうものなら熱風がモモを焼く。・・・これはもうお布施のようなものですかね。キリンよろしく「TL？熱くないね」とは言えない
※この熱さどうにかしないと、って思うけどどうにかなるようなもんではないよね。
※乗り始めて二年半後、夏3回経験して追記再度：熱さは慣れました。普通に「TL？熱くないね」って思います。慣れるものなの？
■どのくらい熱いかというと、バイクの影に熱気が立ち上るのがめちゃめちゃはっきり映るほど。大げさではなく、なんか蒸気でも出てんじゃねーのっつうぐらいの熱気の影が。人間はさておきバイク的に心配やで、ゴムホース類の劣化が心配
※こんなに熱い（メンタル面ではなく温度的な意味で熱い）バイクに乗ったことがないので、機械的に何か問題があるのではと戸惑っている
■問題点2：鍵。トップブリッジに傷つけたくないから保護シートでも張っとこか、と思ったけどそれ以前の問題としてジャラジャラさせてたらステダンの邪魔になるわいや。バイク鍵に最適なカラビナとか無いすかね
※メインキーに付随するU字ロックやらなんやらかんやらの鍵がトップブリッジを傷つける問題は地味に重要な話題。でもTLはそれ以前の問題でした、っつう。ステダンの可動部に鍵噛んじゃったら、と思うとぞっとする。どーしたもんかねえ？
■問題点3：爆音。ノーマルマフラーなんで言うほど爆音じゃないと思うんですけど、静音バイクで田舎の生活道路なんかをトコトコ走るの好きな僕的にはちょっと気が引けちゃうなーっつうぐらいの音に聞こえる。高速道路を流す時なんかは丁度楽しそうな頃合いですけど深夜早朝の住宅地は気を使う音量
※海外仕様なんで、国内仕様よりちょいうるさめ。排気量に憧れてとかそーいうの無く、運転が楽しいことが最重要項目である僕にはノーマルマフラー５万キロSV400Sの排気音めちゃ丁度よかったなあ、あれはマジ甘美。そー考えるとグラディウス650なんか所有しておきたかったんですけどね、あーもっと仕事頑張らにゃあ
■で、だ。TL1000S定番のネガティブ評価とかに対して、承知の上でTLだっつってんだよ！っつうてて想像を超えるヤバさだったらどうしよう？とビビってたんですが、おいー！全然普通に乗れちゃうがや！っていう初見。全体的な乗りやすさ素直さは（股間の熱さ以外は）SV400Sより上だと思うわ
※自称鈴菌さんの、扱いにくいバイクに乗ってる俺カッケー！って気持ちはバイク好きとしてはめっちゃわかるけど、いやこれ僕感覚ではヤマハかホンダかっつうぐらい乗りやすいですよ？お前ら鈴菌の意味を見直せよ多分そーゆうことじゃないと思うぞ、本田好きの僕が乗りやすいっつってますよ？なんなん自称鈴菌のお前ら
■前オーナーさんの地味チューンが効いてるのかバイク屋の整備が効いてるのか（リアサスリプレイス含む/各部チェックはこれからなので詳細不明）鈴菌ぶりっこが誇大評価で酔ってんのか僕が鈍感なだけなのか。市街地を半日乗っただけだけど今の所まじで乗りやすいよTL1000S。気難しい所なんて無い
※そうです、外見パッと見でわかるのはブレーキラインのメッシュホース化とリアサスのビチューボ、ぐらい。なんだよめっちゃ乗りやすいじゃん？と僕が思うのは、もしかしたら前オーナーさんが地味渋チューンしてくれてる？フライホイールを後期型にしてある？ECUいじってる？どーなんでしょうね。それはまあ追い追い見ていきましょう。
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いやいや、ほんとに。昼過ぎに納車して半日下道をブラブラしただけですけど、低回転は使えないだのエンストするだのってそんなのチラとも見えてこないんだけどな。ふつーに乗れるよ、それこそVTZみたいに気軽に乗れるよ。排熱だけはいかんともしがたいけど、最寄りのコンビニにビール買いに行くのが楽しいレベルとしてはSVとほとんど変わりねー。癖なんてねえよ、普通に「近代の乗りやすいバイク」だべや。
冬ならどーなのかとか、ぼく初インジェクションだから色々わかってないのかもとか、前オーナーさんまじいぶし銀な調整してくれちゃってるのかも、とか、まあ色々あるやね。追い追い検証してゆくよ！
以上、特にオチはない系TL1000Sファーストインプレッションでした。