幸せな人にも苦労はある。でもそれ含めて幸せなんだろ。
この世界は残酷だ。そして優しくもある。
なぜなら善人にも悪人にもなれる権利を誰もが有しているからだ。
この世に真の賢者はいない。
馬鹿かバカかばかだ。
僕は少なくともそう思う。
学校の教室は社会の縮図であり
人間の縮図であり
真理の縮図だ。
この狭い教室に長く閉じ込められた自分はいずれこの小さな世界が
どれほど多くの意味を持つかをこれからの人生。
知ることになるのだろう。
話を戻してやはりこの世界にはバカしかいないと思う。
何を賢いとするかバカとするかではない。
この世界で生きている時点で我々はバカなのだ。
愚者なのだ。
だれもが罪を犯し犯され権利だ平等だと身勝手に主張する
そのエゴの塊は綺麗に成型され『正義』という名を
高らかに掲げて。
みんな綺麗なものが好きだ。
100万カラットのダイヤモンド、毛無しのピエロ、
泥一つ付かないベジタブルズ……
でも人間ってそんなにきれいだったけか?
生きるってそんな美しいものだろうか?
苦しむことは愚かか?罪は罰か?
腹の底まで黒く染まった人間が
純白の笑みを浮かべながら血を吐き続ける
その光景を見せつけられる度僕は
怒りにも恐怖にも悲しみにも思える感情が沸きあがる。
僕は生きることにおいて重要な間違いに気づいた。
人間は思っているほど綺麗ではないということだ。
あまりに知能が上がると勘違いしてしまうのか
我々はあくまでも哺乳類の一種。チンパンジーの仲間なのだ。
例えどれだけ美しい理想を掲げようとも
神でもないかぎり我々には無理な話なのだ。
それは歴史が証明している。
これからも人間は生き続けるかぎり
悲劇の連鎖は止められない。
それはグダグダと終わらないガンダムアニメのように
満たされない器を満たそうとする者たちが
たくさんを傷つけ殺していく苦しめていく繰り返し。
どれだけテクノロジーが進歩しようと人間が人間
である限り争い続けるのだ。
そして平和というな支配で我々は夢をみる。
希望はない。でも暗闇でもない。
真っ白に広がった虚無。
我々の未来。
それは何もない世界。
幸せに生きたいなら人間はすべて喋るゴだと思って
自分のことだけ考えるんだ。
もちろん自分自身もゴミだと思って。