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Gate J. TOKYOとTCCカフェへ行ってきた

2025年2月21日(金)に飛行機で東京へ向かった。
例のごとくGLAYのライブに抱き合わせてほかの推し活巡りをするスタイル。
公演自体は翌日の夜だが、真冬の日本海側の雪国から公演当日に脱出する予定を組むのはハイリスクである。

出発前はちょっと晴れて安心

というわけで前日の金曜日に現地入りし、まずはのんびりとホテルにチェックイン。

実は地元の空港に着いた時点で駐車場がなぜかものすごい混雑で、一番遠い青空駐車場に停めざるを得なかった。
そこから雪上を数百メートル、キャリーケースを引きずるという予定外の体力消費をしてしまっていた。

離陸直前に悪化する天候

正直、だるい。

明日以降の体調のためには、ここでこのままゆっくり一晩過ごすべし!と体の声が聞こえる。
でも、あと何度上京できるかもわからないし、都合よく行きたい施設を巡れるかもわからない。
私は重い脚腰に鞭打って、ホテルの部屋を後にした。

嗚呼、オフトゥン…

時は夕刻、電車は混み合っている。
ああそうか、今日は平日…早く切り抜けないと帰宅ラッシュに真正面から突っ込むことになってしまう。

新橋の駅に降り立つともう陽は傾き、家路を急ぐ人、牛丼店に駆け込む人、ワイワイと飲み屋街へ向かう人の海であった。
Gate J.の最寄りは都営三田線・内幸町駅なのだが、ホテルからの路線の関係で新橋で降りるしかなかった。
駅からGate J.までは徒歩12分…この残HPではとてももたないと判断し、駅前の公園からシェアサイクルを利用することにした。

初めて利用するアプリだったので少々手間取りつつなんとか借りた一台だったのに、電動機能がエラーという悲劇。
この薄暮時によくわからん道のりの車道をえっちらおっちら往くチャリなんて、車からしたら迷惑極まりないので内心申し訳ないと謝りながら、ここかな?という建物に到着。
建物前で自転車の返却スポットを検索していると警備員さんに捕まり…
警「ここは自転車乗り入れ禁止ですよ」
私「すみません…この自転車返す場所がわからなくて…」
警「すぐそこにあるんで、まあ今回だけはここ通って行っていいですよ」
といったひと悶着を経て、閉館1時間ちょい前にギリギリでGate.Jへ。
1Fだと思っていたら、B1Fだったんだな。
建物の構造がちょい複雑なので少し迷った。

念願の!

周りに人は全くおらず、私以外のお客さんも1~2人。
一人はもう帰るところだし、ひとりはいつもここでゆっくり過ごしてるんだろうな~と思しき人が資料閲覧席で寝ている。

入り口のドアにでかでかと「入館無料です」と後貼りしたPOPがあるのがまず目に飛び込んできて、無料なら寄ってみようかなと思う人を取り込みたいorお金かかりそうだからやめとこと思う人がいたりするんだろうな…と、なんとなく入館者が少なくて苦労しているのか?と思わなくもない。

街中で気軽に立ち寄れる“馬の情報発信スペース”Gate J.

ご存じない方にGate J.がどんな施設なのか改めてご説明すると…
公益財団法人馬事文化財団が管理する、街中で気軽に立ち寄れる“馬の情報発信スペース”とのことである。
JRA本部タワーのB1Fに入居していることからわかるように、JRAの施設だ。
そんなに広くはないが、入り口で超リアルな動きと鳴き声の馬ロボが出迎えてくれ、期間ごとに馬に関する企画展示をしていたり、動画を上映するセミナースペースなんかもあったりする。
奥には馬に関する蔵書資料が並んでいる本棚と、情報検索用のPCがあり、自由に閲覧することができる。
ターフィーショップもあって、通販では欠品となっている商品も運が良ければここには売っていたりするようだ。

Gate J. TOKYO
〒105-0003 東京都港区西新橋1-1-1
日比谷フォートタワー地下1階 Gate J. 東京
TEL:03-6459-0803(開館時のみ※通常は11:00~19:00)
【開館時間】11:00~19:00
【休館日】土・日曜日・祝日・年末年始
※上記以外でも臨時休館となる場合がございます。

そう、土日祝日がお休みなのである!
だからどうしても平日に上京できるタイミングでなければ行けなかった、というわけだ。

入館していきなりこの馬ロボに食いつくのはなんとなくド素人っぽくて恥ずかしいと思いつつ(いや、まあ事実ド素人なんだけども)、誘惑には勝てない。
うっかり5分、10分はこいつと一緒に動画撮ったり写真撮ったりして過ごしてしまった。
これ平日ずーっと動かしてて、電気代どのくらいかかるんだろう?など野暮なことを考えながら。

さて、館内散策…と思って振り返ると、いきなり日本在来馬の公開シンポジウム案内ポスター&チラシを発見。

JRAの施設なので競馬に関する情報がほとんどだが、しっかり日本在来馬の情報も発信してくれているのが馬事文化財団運営の嬉しいところ。

馬事文化財団ホームページの日本在来馬ページをリーフレットに落とし込んだものも置いてある!
やっぱり、おがわじゅりさんの絵がかわいくて最高~❤
時代が時代なら、ラミネートして下敷きにして学校に持って行っているところだ。

競馬に関する知識がないので、少し勉強しようかと思って競馬関係の冊子もひととおりいただいてきた。

『馬旅』があったら欲しかったんだけど、残念ながら。

それから、事前リサーチでは1冊だけ日本在来馬に関する蔵書があるはずなので本棚を探したものの見当たらず、カウンターに問い合わせ。
すると、やはりデータ上はあるとのことで倉庫らしき方も探していただいたのだが、結局行方不明だった。
どうやら蔵書の管理まで手が回っていないらしい。
1冊だけ、というのも寂しいものがあるので、ぜひ近藤誠司編のものと、高草操著の2冊くらいは追加してもらいたいと思った。

少し前には日本在来馬に関する動画を上映していたのを知っているので、あわよくばそのDVDなりデータなり見せてもらえたりしないかなあ~と思ったが、閉館まで時間もないのにそんなにずうずうしいお願いなどできるはずもなく・・・セミナールームはさらっと見学する程度で。

レジェンド武豊も来館してるじゃないか!

ディープインパクト像と武豊騎手のサイン入りゼッケン

帰りがけにターフィーショップでおがわじゅりさんの絵のクリアファイルと、UMAJOふせんを購入。
サンゴとミカンのアイドルホース買おうか迷ったが、ネットで品切れしているゆきはこちらにも置いておらず、買うならセットで欲しかったのでここは散財せずに済んだ(?)
「お子様に1枚差し上げてます」というペーパークラフトがめちゃかわだったのでお願いするかどうかも迷ったが、勇気を出して、ウチに馬好きの子がおりましてペーパークラフトというのはいただけますでしょうか~?と訊いてみたら、快く譲っていただけた。
ここはBBAの強さが発揮できてよかったと思う。
いくつか種類があるようだったので、お子様がいらっしゃる方はぜひゲットしてほしい。

さて、閉館時間も迫り、館内もひと通り見られたので、次の目的地へ移動しよう。
来た道を戻るのもつまらないので、今度は霞ヶ関から乗車し、表参道へ。
一生入ることはないであろう、白手袋をはめたドアマンが立つブランド店が立ち並ぶ。
かつてショウウインドーをつくる仕事をしていたこともあるので職業病で気になって観てしまうのだが、やっぱり!!エルメス様は馬だった。
旅の恥は掻き捨て、立ち止まって写真に収める。

表参道エルメスのウインドー

大通りから脇道に入ると、住宅とショップが入り乱れた小径が続いている。
人通りは多くはない。
大寒波の影響で冷え込む中を表参道駅からこれまた結構な距離を歩き、涙目になりながらTCCカフェを発見した。

BafunYasai TCC CAFE - 馬とつながる、食でつながる - 旬の食材を楽しむオーガニックカフェダイニング🥕🍓引退競走馬支援× SDGs🐴

感染対策とか言って旅先でも晩御飯はコンビニで済ませがちなワタクシ。
実はこの日、もう祝われる歳でもないのだけど、自身の誕生日で。
「ちゃんとしたご飯を食べなさい」と家族から連絡が入る。
ええ、ちゃんとしたご飯を食べに行こうとしてますよ…「馬糞野菜カフェ」にね!と送ったら、帰宅してから「アルファベットじゃねぇか、全然イメージ違う」と顰蹙を買った。
とはいえ、事実こちらは引退競走馬の馬糞堆肥で作った野菜を売りにしたカフェである。

BafunYasai TCC CAFE
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-12-8 神宮前HAMAYAビル 2F
TEL:03-5962-7267
月火  定休日
水木  11:30〜17:00(LO 16:30)
金土日 11:30〜21:00(LO 20:30)
※ディナーのみ完全予約制
※キャッシュレス決済のみ
予約はこちらから

うん、完全予約制って書いてあるの、今気づいた。申し訳ない。
この日は幸い店に着いた時ほかにお客さんが誰もいなかったから通してもらえただけかもしれない。
金夜だから混んでるかな?と思ったが、誰もいないのおかしいと思ったんだよな。
私の後に、きちんと事前に電話されてたと思しきグループが来店していた。

店はエレベーターのない2階にあり、雪国の海沿いのデパートか!?ってくらい扉が重かったので、階段昇降に難のある方がお一人で訪れるのは厳しかろうと思われる。
店側でも、予約サイトの注意書きで階段昇降の手伝いはできかねる旨を明記しているのでお気をつけ願いたい。

実在はしない歩様だったw

扉をくぐってすぐ、馬の足跡がついた階段にテンション爆上がり。
日本在来馬に脳みそが毒されているので、側対歩・・・?と思ったが、にしては歩幅・・・?と思って馬仲間に見解を求めたところ、「階段上らせたとして、厳密に言うとこうはならない」とのこと(笑)
お店、そこまではこだわらなかったんだねw

店内はなにもかも馬、馬、馬。

トイレの案内看板
ウォーターサーバー

実際の蹄鉄やハミ、頭絡なんかもあり、加藤みきこさんの絵も飾られていた。

持って記念撮影してもいいらしい

いわゆるモザイクアートというやつもあり、遠くから見ると大きな馬の絵なんだが・・・

近づいてみると、ひとつひとつが小さな写真やロゴでできている。

グッズ販売コーナーもあり。
なんかみんな馬の絵馬(絵馬はもともと馬を奉納していたものが絵馬になったものなんだが、それが馬の形をしているという…ニホンゴムズカシイネ)書いてた。

馬に関する大型の本なんかも飾ってあって、手に取って読むことができた。

読んでみたかったやつ

閉店時間が近かったのもあるし、予約していなかったのがいけないのだが、カレーライスとビーフシチューの2大ディナーメニューが品切れ。
どうしてもご飯(お米)が食べたかったので、チーズリゾットをいただくことに。
ホースメッセのキッチンカーでおでんをいただいた時、正直もしかして煮込み時間追いついてない??と思うくらいゴロゴロ野菜がけっこうフレッシュだったんだよな…私は野菜があのぐらい固い方が馬になった気分で好きだったりするんだがw
果たしてあれは煮込み足りなかっただけなのか、それともあれがTCCカフェのデフォなのか、検証する時が来たのだ!

うん、野菜がフレッシュ!!!
やっぱり馬になった気分になるwww
これがデフォルトなんだという結論に至りました。
私好みです。

飲み物も魅力的なメニューでどうしようか迷ったが、日本で唯一、醸造所で作られる発酵ジンジャエールという文字に惹かれて注文。
「発酵ジンジャエール」なんていう単語自体初めて聞いたが、こっちの方が今あるジンジャエールの元らしい。

グルテンフリー、香料・保存料不使用というのが、繊細な体を持つワタクシに嬉しい。
で、ノンアルコールなはずなんだが…まるでアルコール入ってる!?って感じがする。
ほんとにノンアルだよな?と、思わず表示を3度見くらいしてしまった。
さすが「発酵」とつくだけのことはある。

おまけ:橋集合で。

またまた来た道を戻るのではつまらないので、今度は原宿から乗車することにした。
そういえば原宿の駅舎が新しくなってから来るのは初めてだ。
バンギャの聖地・明治橋というのは聞いたことはあるが、自分自身は橋に集合したことがない。
最初に渡ったのは中学の修学旅行の時だと思うが、その存在をハッキリ認識して撮影したのもこれが初めて。

原宿駅

気分だけほろ酔い加減で、駅舎に吸い込まれていく人の波に乗った。

fin.



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なまこ。
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