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ミケの最期がやっぱり重い #進撃の巨人10周年
10周年おめでとうございます。当方、読み始めたのは3年前とかからですが、すっかりハマって単行本をいつも待ちわびている読者であります。
救いがない(なさそうにみえる)作品が好きなんだろうな、たぶん。
で、そんな私にとって、これまででいちばん印象に残ったシーンといえば、「ミケの最期」(第9巻35話)であります。
貼らせていただいてるカッコいいセリフのあと、少しの見せ場を経て、圧倒的恐怖の前に戦うことをやめ、無惨に、無様に死んでいった当時作中屈指の実力者。
彼の断末魔のシーンは、「死が間近に迫ると人はここまで恐怖を露にしてしまうのか」という落胆というか絶望というか、とにかく強烈なインパクトを私に与えてくれました。なんなら突然フラッシュバックするくらい(トラウマみたいだ)
「ミケはどうすれば助かっただろう」と妄想することもあるのですが、まぁ無理だろうな…獣にロックオンされてたらな…「自分だったら…」みたいなこともよく考えます。
これから活躍すると見せかけて突如あっさり退場させられる、といえば、マルコとかマルロもそうですね。リヴァイ班の四人もそれに近いか…演出としてうまいというか、残酷というか。
ミケが実は生きていたとか、そういう超展開があったら泣く自信がありますが、それはさておき、最期の描写というのは本当にいろいろなことを考えさせてくれる、というお話でした。