予定日を過ぎても陣痛が来ないけど大丈夫?自分でできる対処法
臨月になると、赤ちゃんに会えるまであと少し。
予定日が近づくにつれ、ドキドキが大きくなっていきますよね。
しかし、なかには予定日を過ぎても陣痛が来ない、という人もいます。
「予定日を過ぎたのに陣痛が来ないけど大丈夫?」
「もし陣痛が来なかったらどうなるの?」
など、不安なこともあるでしょう。
そこで今回は、予定日を過ぎても陣痛が来ない場合に、自分でできる対処法についてご紹介します。
1.出産予定日とは?
まずは出産予定日について学びましょう。
出産予定日とは、赤ちゃんが生まれる目安となる日のことをいいます。
最初の健診のときに最終月経を聞かれますが、出産予定日は最終月経日を0日とし、40週0日、つまり280日目が出産予定日とされます。
ただしこれは、最終月経後の排卵日が遅れたり早まったりすることで、実際の出産予定日がずれ込むことも。
今は妊娠9週ころに、エコーで赤ちゃんの大きさを見てから、
改めて出産予定日を決めるケースがほとんどです。
2.正期産とは?
妊娠してから、初めて「正期産」という言葉を聞いた、という人もいるでしょう。
ここでは正期産についてご紹介します。
妊娠37週から41週までが正期産
出産予定日はあくまで目安で、実際の出産日は予定日と誤差があります。
そのため、妊娠37週から41週までの5週間にお産があることを、
「正期産」といいます。
妊娠37週をすぎると赤ちゃんの体の発達も十分になり、お腹の外に出ても問題なくスムーズな対応ができると考えられます。
そのため、予定日を過ぎても陣痛が来なくても、正期産である妊娠41週までは様子を見る、というケースが多いようです。
妊娠42週を過ぎたら過期産
妊娠42週に入ってからの出産を「過期産」といいます。
ほとんどが正期産でのお産となりますが、なかには42週を過ぎてからようやく陣痛が来て出産した、という人も少なくありません。
さらに42週になっても陣痛が来ないというケースもあり、この場合は人工的に陣痛を起こし、出産をすることが多いようです。
41週をすぎると、陣痛が自然に起こるのを待つか、胎児と母体の生命を守るため陣痛促進剤を使うか、今後の方針を決めることとなります。
3.陣痛を促す対処法
できれば正期産のあいだに出産をしたい、と考える妊婦さんは多いはず。
妊娠37週を過ぎれば、赤ちゃんはいつ生まれてもおかしくありません。
主治医に「いつ生まれても大丈夫」と言われたら、赤ちゃんが生まれてくるサポートをママが行ってみてください。
陣痛を促すにはどのようなことをすればいいのかわからない、という人のために、おすすめの対処法をご紹介します。
①ウォーキング
手軽にできるおすすめの対処法は、やっぱりウォーキング。
歩くことでお腹が張りやすくなるといわれているため、時間を見つけてたくさん歩くようにしましょう。
体力作りにも役立つため、安産を目指す人にもおすすめです。
ただし、無理は禁物。
心地よい疲れを感じる程度で、ウォーキングに取り組みましょう。
②床掃除
床掃除をするときは、立ったり座ったりを繰り返しながら、お腹に程よい負荷をかけることができます。
骨盤を広げた体勢で行うため、赤ちゃんが下がりやすくなるといわれています。
トイレなど狭い場所の床掃除はとくにおすすめですよ。
③骨盤周りのストレッチ
骨盤周りのストレッチをすることで、骨盤が柔らかくなり、赤ちゃんが下がりやすくなります。
血行の促進にも役立つため、骨盤ストレッチは毎日行うのがおすすめ。
スクワットをするのもいいですが、足を広げて股関節を伸ばすだけでもOKです。
④ツボを押す
人の体には、陣痛を促すツボがあります。
・三陰交(さんいんこう):内くるぶしの指4本分上にある
・太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の間のへこんだ部分
・次髎(じりょう):お尻の仙骨という骨のくぼみ
とくに三陰交は安産のツボともいわれていて、膣や子宮口をやわらかくする効果も期待できます。
どのツボも、気持ちいいと感じるくらいの強さで、ゆっくり押しましょう。
⑤おっぱいマッサージ
乳輪や乳頭を刺激することで、子宮の収縮が起こりやすくなります。
おっぱいを刺激することで、オキシトシンというホルモンが分泌され、子宮を収縮させることで陣痛につながります。
早く陣痛が来てほしいときはもちろんですが、産後の子宮収縮を促したいときにも有効です。
4.まとめ
出産予定日はあくまで目安で、妊娠37週で来ることもあれば、妊娠40週を過ぎても来ないということもあります。
陣痛は赤ちゃんが外に出る準備ができて、初めて起こるもの。
赤ちゃんのペースに任せて、焦らずゆっくりと陣痛がくるのを待ちましょう。
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