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どうやって陣痛が始まるの?

臨月に入ると、いよいよ出産までのカウントダウン!
「いつ陣痛がくるんだろう」
と、ドキドキと不安が入り混じった気持ちになりますよね。
そこで気になるのは、どうやって陣痛が始まるのか、ということ。
「陣痛だと気づけるかな」
「始まりはどんな感じなんだろう」
と思っている人のために、ここではどうやって陣痛が始まるのか、陣痛の種類や痛みについてご紹介します。


1.陣痛ってどうやって起こるの?

陣痛というと、


「すごく痛いというイメージがある」
「赤ちゃんが生まれるまでずっと痛いの?」
「耐えられなかったらどうしよう」
など、不安や疑問を持っている人も多いかもしれませんね。
マイナスのイメージが強い陣痛ですが、これは赤ちゃんが生まれるために
必要なことなんですよ。
陣痛はお母さんの意思とは関係なく起こるもの。
赤ちゃんの準備が整ったら、お腹の外に出るために陣痛を起こします。
簡単にいうと、赤ちゃんが外に出てくるために起こす子宮収縮です。
この子宮の収縮が起こることで、お腹が張ったり痛みを感じたりするわけですね。


2.陣痛って3つあるって知ってた?

実は陣痛には3つの種類があることをご存知ですか?
陣痛には
・前駆陣痛
・本陣痛
・後陣痛
の3種類があります。
ここでは、3つの陣痛について見ていきましょう。

①前駆陣痛

前駆陣痛は、お産が始まる1ヶ月ほど前から起こる子宮収縮のこと。
お腹が張ったり不規則な痛みを感じたりすることが多く、少し休むと張りや痛みはスーッと遠ざかっていきます。
予定日までまだ日にちがある場合は、前駆陣痛がお産につながることは少ないですが、予定日が近い場合は前駆陣痛から出産へと進むケースもあります。
・痛みは続かない
・夜になると張りやすい
・今までの張りとは違い、お腹が硬くなる
など、経過や痛みの程度はさまざまです。

②本陣痛

本陣痛は、出産につながる陣痛のこと。
妊娠37週を過ぎたら正期産と呼ばれ、いつ陣痛が起こってもおかしくありません。
初めは不規則な痛みでも、徐々に痛みの間隔に規則性が出てきます。
・痛いときと痛くないときが繰り返しやってくる
・痛みと痛みの間隔が20分おき
・痛みの間隔が少しずつ短くなっていく
など、痛みが規則的にやってきて、その間隔が徐々に短くなっていたら、
それは本陣痛です。
赤ちゃんに会えるまでもう少し。


③後陣痛

出産を終えたあとに起こるのが、後陣痛です。
「赤ちゃんが生まれたのに陣痛があるの?」
とびっくりされる方もいるかもしれませんね。
後陣痛は、大きくなった子宮を元の大きさに戻すために、子宮収縮が起こることで痛みを引き起こします。
出産を終えると子宮は急激に小さくなり、産後12時間ほど経つと、子宮はおへそのあたりまで小さくなります。
産後3日ほどは子宮収縮が活発に行われるため、痛みを感じやすいとされています。
痛みの感じ方は
・生理痛程度の痛み
・前駆陣痛と似ている
・本陣痛並みに痛い
・後陣痛のほうがつらかった
など、人それぞれです。


3.陣痛の始まりはどんな痛み?

痛みに強く、
「陣痛に気づかなかったらどうしよう」
と不安に思っている人もいるかもしれませんね。
陣痛は段階を踏んで進んでいくため、必ず気づくことができますよ。
では、陣痛の始まりはどんな感じなのでしょう。
これも個人差がありますが、よくいわれるのは
・お腹が硬くなってひきつるような痛み
・生理痛のような痛み
・腰が痛い
・下腹部が重く痛い
など、我慢できる程度の軽い痛みのことが多いようです。
初めは気づきにくい軽い痛みですが、この痛みが繰り返されると同時に、痛みも徐々に強くなっていくため、
「これ、陣痛かも」
と気づくことができますよ。


4.お産までに痛みはどう変わっていくの?

お産までに、痛みはどのように変わっていくのかも気になるところです。
こちらも個人差が大きいですが、
・生理痛のような軽い痛み
・痛みが部分的から全体へと進む
・腰回りが痛くなる
・お尻周りの骨が痛くなる
というように、赤ちゃんが下がってくるにつれて痛みの場所が変わり、子宮口が最大になると骨盤が押し広げられ、骨が砕けるような痛みを感じることも。
痛みが続く時間も、
・陣痛間隔が10分:30秒ほど
・陣痛間隔が5分:1分ほど
・陣痛間隔が2分:1分ほど
というように、少しずつ長くなります。


5.まとめ

出産が近づくと、陣痛の痛みに耐えられるか怖い、と思う人もいるでしょう。
しかし陣痛は、赤ちゃんに会えるまでの本当のカウントダウン!
赤ちゃんが自分の意思で出てくると考えると、陣痛も愛おしく感じるはずです。
痛みは耐えるのは大変ですが、赤ちゃんに会えるのを楽しみに、体調を万全にしてお産に向かってくださいね。

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